現存する奇跡の激レア車も! 大磯がオーテック&NISMO車で埋め尽くされた熱狂の「AOG 湘南里帰りミーティング 2026」 (2/2ページ)

社員たちで運営するコンテンツも必見

 なお、「里帰りミーティング」ではただクルマを並べて終了……ではないのもこのイベントの醍醐味。たとえば、開会式で発表される「遠来賞(北と南西)」と「過走大将」の表彰はこのイベントの名物企画。遠来賞は北海道からやってきたtoshi no.23さん(マーチNISMO S)、南西は熊本県からやってきたmarioさん(ノートe-POWER NISMO S)、過走大将は44万7623キロを走破したミッチィさん(デュアリス クロスオーバー)であった。なおこれらの賞は何度か同じ人が表彰されると殿堂入りということで賞典外となる。

 このほかには、毎回シークレットゲストとして、日産のレーシングドライバーが訪れることでもお馴染み。この日は、SUPER GT GT500クラスで日産のエース番号「23」を背負って戦う千代勝正選手と高星明誠選手が、まだ世に出たばかりのエルグランドオーテックに乗って登場した。里帰りミーティングに参加する多くの人は生粋の日産ファンであることが多いので、会場は大盛り上がりであった。

 ちなみに、「もう20年近く続いているオフ会なんて、常連ばっかりで参加しにくそう……」という先入観をもっている人も少なくないそうだが、実際は毎年30%くらいの人が新規ユーザーなんだという。よくあるのは、参加者が「来年来なよ!」みたいな形で誘う流れらしい。オーナー同士の交流や、それをきっかけとした横の繋がりが強いのもオーテック車オーナーたちの特徴だ。

 会場内では、ユーザー同士の交流のほか、社員たちによる車両解説、かつてオーテックが手掛けた名車の展示、さらには日本未販売モデルをもち込むなど、一般ユーザーはもちろん、普段さまざまな新車にいち早く触れているメディアの人間でも「お!」となるモデルも展示される。

 企業ブースも出展され、エキゾーストメーカーのフジツボや、車高調などさまざまなアフターパーツを展開するHKS、SUPER GT GT300クラスで戦う56号車「リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R」の実車を展示するなど、日産直系のメーカーだからこそできるコンテンツも多い。

 セレナが1番多いということからもわかるように、子ども連れの家族で参加するユーザーも少なくない。なので、イベント中はメダルやキーホルダーが作れる体験型ワークショップなども用意され、こちらも人気コンテンツとして毎年大盛り上がりだ。もちろん大人の参加もOK。

 さらにこのイベント、キッチンカーなどを除き、その大部分はNMCの社員で運営されているので、参加者と社員の交流も「里帰りミーティング」における風物詩だ。会場内を歩いていると、開発担当者が「これ私が関わったんですよ(笑)」みたいな会話をしている光景も珍しくない。

 仕事柄、さまざまなオフ会取材にも行くが、この「里帰りミーティング」ほど、ほのぼのとしているイベントはそうない。誰もが肩肘を張らずに参加できるクルマのイベントは貴重なのだ。

 イベントの最後は恒例の、会場のメインステージ前で両手で三角形を作り、「A」の字、「AUTECH」の頭文字を決めポーズにして集合写真を撮影。退場時は社員たちのお見送りでイベントは終了。

 メーカーが運営する、オーナーであれば誰でもウェルカムな「里帰りミーティング」。現オーナーはぜひ、来年は参加してみてほしい。よりクルマが楽しくなり、愛車への愛着が増すはずだ。


この記事の画像ギャラリー

WEB CARTOP 井上悠大 INOUE YUTAI

編集者

愛車
ホンダ・シビックタイプR(EK9)/スズキ・ジムニー(JA11V→JB23W)
趣味
写真/ドライブ/サーキット走行/クルマ弄り/スノーボード/ダーツ/自転車/その他多数
好きな有名人
大泉 洋/織田裕二/篠原みなみ

新着情報