ENGの評判や口コミは良い? 悪い? 中古車買取サービスの特徴やおすすめポイント

目次

車買取業者とは? 利用しても大丈夫?

 いまや多くの人が利用するようになった車買取。クルマの買い替え時などに下取りではなく文字どおり愛車を買い取ってくれるサービスです。

 車買取は車買取業者が運営しており、ユーザーから買い取ったクルマの再販売で利益を出すシステム。買い取り後の販路は独自の再販ルートを利用してクルマを販売することやオークションを利用するなど業者によってさまざまで、今回紹介するENGのように買い取った車両を海外へ輸出する業者もあります。

 クルマ買い換え時はディーラーへ下取りにだすことが主流だったひと昔前にくらべ、車買取業者による買い取りがあることでユーザーの選択肢が増えました。

 車買取サイトについては、「車買取業者を利用するならどこがおすすめ?ランキングで紹介」にて詳しく解説しています。

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ENGとは? 概要について

 今回紹介するENGは中古車輸出事業を担う会社として2008年に設立。会社設立後、高品質な中古自動車の提供にこだわることで、日本からマレーシアへの中古車輸出で、トップレベルのシェアを獲得するまでに成長しました。

 国内への事業展開の第一歩として、2015年からスタートしたのが中古車買取事業。同社の輸出先となるマレーシアでとくに人気が高いトヨタ・アルファードとヴェルファイアをメインとした特徴ある車買取を立ち上げたことで、両車のユーザーを中心に高価買い取りしてくれる業者として知名度が高まりました。

ENGの特徴について

 多くの個性を備えるENG。どのような特徴があるかを紹介していきます。

アルファード&ヴェルファイア専門買取店

 ENG最大の特徴が車買取業者としては珍しいアルファードとヴェルファイアの買取専門店であることです。

 両車ですが国内はもちろん、海外、とくに東南アジアでの人気が高い車種。ENGはマレーシアに販路を構築していることで直接同国に輸出し、ブランドイメージが高いアルファードとヴェルファイアをより高い予算で購入してもらえるユーザー(富裕層)へ販売しています。

 ただ、両車以外も海外で人気が高いモデルの買い取りも行っていますのでENGのホームページを参照し愛車が該当するようであれば高価買い取りを期待できます。

独自の買取の仕組みで高価買取

 車買取業者はユーザーのクルマを買い取りしたあとに、オークションへ出品する以外の販売ルートをもたない業者が多くあります。そのため、査定額は買取店の経費・利益・オークション出品経費などを差し引いた金額になる可能性が高いでしょう。

 一方ENGは、オークションでクルマを買い海外に輸出するシステム。そのため、ユーザーがENGに直接売却すれば、オークションでの流通価格で買い取りが可能。

 つまりENGは、買取店の経費・利益やオークション出品経費などの中間費用をユーザーに還元することで、高価買い取りを実現しています。

電話のみで査定が可能

 実車査定をしないと査定額が出ない車買取業者がありますが、ENGでは大きな傷や事故がなければ、電話でのヒヤリングで買い取り価格を出すことができます。

 最終的には、現車とヒヤリング内容に相違がないか確認することになりますが、基本的には電話で伝えられた金額で買い取ってくれます。

最短で即日入金してくれる

 一般的な買取店は、3営業日から1週間ほど入金に時間がかかるケースが多いですが、ENGは、平日の午前中に同社のヤードまで自走でクルマをもち込みした場合、ユーザーがヤードにいる間に振込みしてくれます。

 ヤードから帰る際に、近くのATMやネットバンキングでご入金を確認できることは、利用者にとってうれしい特徴です。

乗り換えで、新車を買える

 ENGは愛車を売却できるとともに、乗り換えしたい新車の購入も可能です。

 その際、乗り換え車を将来に売却することを考えた新車登録年月や装備品を専門家がアドバイス。また、事前にディーラーなどで見積りを取った上で問い合せすれば、よりよい提案ができるような体制を備えています。

ENGのネット上の評判や口コミ

 アルファードとヴェルファイア専門店とのことでENGの口コミはそこまで多くないかなと予想していましたが、両車のユーザーにとっては有名な車買取業者のようでさまざまな声が掲載されていました。

 そのなかで注目したのが某商品比較サイトの掲示板。アルファードのページ内に設けられた口コミページに「中古車買取店のENG」と名付けられたスレッドがたっていました。

 そのスレッドはスレ主がアルファードを売却するにあたりENGから高価買取価格を提示されたが電話査定のみのため不安を感じ、同社に売却したことがある人に意見を聞きたいというもの。

 そこでは何名かが返信しそれぞれの感想や経験を語っていたのですが、全般的にENGはユーザーが満足する査定金額を提示してくれること、またよい担当者が多いとの声が多くありました。

 面白かったのは同社の輸出先となるマレーシアの顧客に好まれないためか、タイヤサイズを17インチとしていることが査定でマイナス7万円になったとの声。また、電話査定金額と車両引き渡し後に買い取り金額が変わる場合があるかについては、金額が下げられたとの声はありませんでした。

 一方、マイナスな点として、ほかの業者のほうが高値だった、担当者が高圧的だったとの声も。ただ、全般的に利用するにあたって問題になるような口コミがなかったことはENGの特徴といえるでしょう。

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ENGのクルマ査定の流れ

流れ①無料査定の申し込み

ENGに無料査定を申し込むにはホームページに用意されているWEBフォーム(「簡単無料査定フォーム」)からとなります。

 最初に入力が必要なのは買い取り対象のクルマ情報。入力項目は①査定の目的(いますぐ売りたい、値段だけ知りたい、から選択)、②車種、③初年度登録年月、④走行距離、⑤外装色(任意)、⑥車体番号。

 このようにENGのフォームはほかの実車査定がない業者や電話査定のみの業者と比べるとやや入力項目が多い印象。入力時には車検証が必須です。

 続いてお客さま情報の入力に移ります。入力項目は①名前、②ふりがな、③電話番号、④都道府県。以上の項目を入力後は確認ページに移るのですが、電話のみの査定となるENGはさらに詳しく車両情報を入力する項目が設けられています。

 その項目とは、①(車両の)グレード、②希望価格、③他社での査定額、④備考(売却予定時期や装備品などを記載)の4項目ですが、いずれも任意となっていますので、記載できるカ所のみ入力することができます。

 以上を入力後、「送信内容を確認する」と記載されたボタンをクリック。確認ページに移行しますので入力内容に間違いがなければボタンをクリック。以上で査定申し込みが完了します。

流れ②担当者から連絡・査定額提示

 査定申し込み後、フォームに入力した電話番号にENGの担当者から連絡が入ります。

 ENGの場合、実車査定がないため入力したフォームの情報をもとに電話で査定額の提示があります。その際、フォームで入力した以外の車両情報や状態を聞かれることがあるため、申し込み時にはできるだけ詳しい車両の情報を記載しておいたほうがスムースに話が進みます。

 ただ、車両に大きな傷がある場合、電話で伝えられる査定額と実際の買い取り金額が異なる場合があるため要注意。

 提示された査定額について価格交渉も可能ですし、価格に納得がいかなければキャンセルしましょう。納得いく査定額が提示されれば、売却手続きに進みます。

流れ③車両売却

 提示された金額に納得いった場合、車両売買契約書を締結することになります。その際は電子契約書サービス(クラウドサイン)を利用し、ヒアリング内容を記載した車両状態確認票にも署名が必要になります。

 車両売却時に必要な書類は以下のとおり。普通自動車と軽自動車で異なりますので注意しましょう。

【普通自動車の場合】
・車検証(原本)
・自賠責保険証明書
・自動車納税証明書
・印鑑登録証明書
・実印

【軽自動車の場合 ・車検証(原本)】
・自賠責保険証明書
・軽自動車納税証明書
・認印

流れ④車両引き渡し・入金

 上記書類を用意できたら、売却する車両を引き渡します。

 車両は東京本社、事業所(愛知県名古屋市、大阪府大阪市)、ヤード(千葉県野田市)いずれかに直接もち込むか、ENGが手配した陸送会社への車両の引渡しが可能。

 入金については平日の午前中に上記場所まで自走でクルマをもち込みした場合、ヤードにいる間に即日振り込みを実施。それ以外でも車両の確認後、すぐに入金してくれます。

 これですべての工程が完了します。

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実際に使ってわかったENGのメリット

メリット①買取対象車であれば高価買取が期待できる

ENGはアルファードやヴェルファイアの需要が高い海外に直接輸出し、より高い金額で購入してもらえるユーザーへ販売するため、買取店の利益やオークションの手数料などを還元した金額、つまりオークションでの流通価格と同じ価格で買い取ることができます。

 そのため、アルファードやヴェルファイア、あとENGが指定する海外人気車種は高価買い取りを期待できます。

メリット②入金が早い

 先ほどお伝えしたようにENGは、平日の午前中に同社のヤードまで自走でクルマをもち込んだ場合、ヤードにいる間に買い取り金額を振り込みしてくれます。

 乗り換えや買い換えで車買取を利用する場合、できるだけ早く入金してほしいもの。最短で即日入金してくれるのは大きなメリットです。

メリット③実車査定の必要がない

 ENGは多くの車買取が行っている実車査定がなく査定は電話のみ。日々、仕事が忙しい人にとって実車査定がないことは大きなメリットと感じることでしょう。

 その電話査定もより簡略化するため申し込みの際、より詳細な情報を入力するフォームも用意されています。

実際に使ってわかったENGのデメリット

デメリット①買取対象車が絞られる

 アルファード&ヴェルファイア専門というほかの買取専門店にはない特徴を備えているENG。両車以外にも同社の輸出先となるマレーシアで人気の車種は買い取ってくれるのですが、それ以外の車種については買い取ってもらうことができません。

 独自のシステムによるものですが、ENGのもち込み可能施設の近隣に住んでいる人などにとってはデメリットと感じることがあるでしょう。

デメリット②購入1年以下や5年以上経過したクルマは買取してもらえない

 これもENGのシステムによるものですが、同社の輸出先となるマレーシアでは輸出規制の関係で、初年度登録から1年経過していないクルマと、5年以上経過したクルマは輸出することができません。

 そのため、アルファードやヴェルファイアを売却したい場合でも、購入後1年に満たない車種や5年以上経過したクルマは買い取ってもらえないことはデメリットといえるでしょう。

デメリット③実車査定がない

 メリットと相反する記述となりますが、愛車の状態を詳しく確認してくれる実車査定がないことで、査定後のトラブルを心配するユーザーがいるかもしれません。

 車両引き取り後の査定額減額はよっぽど状態が悪くない限りないようですが、一部ユーザーにとってデメリットと感じてしまう可能性があります。

ENGでの車買取がおすすめな人

おすすめな人①アルファードやヴェルファイアに乗っている人

ENGにおすすめな人といえばこれ。アルファードやヴェルファイアのユーザーにとって、とくに高価買い取りを期待できる同社を利用しない手はありません。

 この2車に乗っており、車買取を利用したい場合はまずENGの利用を検討してみましょう。

おすすめな人②できるだけ早く買い取り金額を入金してほしい人

 ENGは実車査定なくし、しかも同社の営業所やヤードに車両をもち込みできる人には買い取り金額を即日入金してくれるなど、とにかくスピーディに売却・入金まで進行するのが特徴です。

 そのため、少しでも早く愛車を売却したい人にはピッタリのシステム。できるだけ早く愛車を売却したいユーザーにはおすすめできるサービスです。

おすすめな人③東京都、千葉県、愛知県、大阪府在住の人

 上に挙げた買い取り金額の即日入金はENGのバックヤードに自走でもち込んできた方に限ります。

 同社のヤードは東京都、千葉県、愛知県、大阪府に存在。ここに立地しているヤードに自ら車両をもち込むことができる買い取り該当車ユーザーにとってENGは大きな味方になります。

クルマを高く売るなら複数業者の一括見積もりが効率的

 今回紹介したENGはアルファード&ヴェルファイア専門買い取りと個性的なシステムを採用していますが、より愛車の買い取り価格を高めたいなら、複数の買取業者に査定を依頼できる車一括査定を経由して利用することをおすすめします。

 複数の業者が査定することで高額な買い取り価格を得やすくなることや、愛車の買い取り相場を知ることができるからです。

 事実、口コミでは、人気車種であるアルファードやヴェルファイアを複数の業者に査定を依頼したところENGより高額な査定を提示された、という事例が投稿されていました。

 また、複数業者に査定を依頼することで、1社と交渉や駆け引きするより高額査定を引き出しやすくなる可能性が高くなります。

 愛車の売却を考えている方は個別に査定を申し込むより、高額査定を引き出しやすくなる車一括査定の利用を検討しましょう。

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ENGの車査定でよくある質問

よくある質問①もち込みの際は、どこにクルマをもっていけばいいですか?

 お客さまによるもち込みの場合は、弊社の東京本社(千代田区)か千葉県野田市のヤード、愛知県名古屋市の名古屋事業所、大阪府大阪市の大阪事業所へお願いしております。詳しい場所などは別途お伝え致します。

よくある質問②現車を見ずに査定が可能なのですか?

 当社はお電話でのヒアリングで車両の状態や書類などを確認した上で、価格の計算をさせて頂くことができます。

 最終的には、車両のもち込み、もしくは引き取りの段階で現車と当初の書面の確認を行います。その際に相違がなければ、基本的にはお伝えした金額でのお支払いになります。

よくある質問③初年度登録から1年経過していないクルマは買い取りしてもらえないのですか?

 お急ぎでなければ、1年経過するころにご連絡ください。ENGの主な輸出先であるマレーシアの輸出規制の関係で、初年度登録から1年経過していないクルマと、5年以上経過したクルマは輸出することが出来ません。

 1年を経過していないクルマは、すぐに輸出することが出来ないので、在庫リスクや相場変動リスクなどを加味した査定額となります。お急ぎでなければ、1年経過するころにご連絡を頂ければ幸いでございます。

よくある質問④相場だけ教えてもらえますか?

 車両価格はお客さまのお乗りの状態など、さまざまな要素によって影響されますので、一般的な相場価格のみのご提供は致しかねます。

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まとめ

 個性的なシステムを採用していることで、アルファードやヴェルファイアのオーナー以外からは知名度が高いとはいえないENG。逆をいえば、両車の売却を考えているオーナーからは高価買い取りしてくれると評判が高い車買取業者です。

 両車以外にもENGの輸出先となるマレーシアで人気が高いモデルの買い取りも可能なため、クルマの売却を考えている方は一度、同社のホームページを確認してみましょう。


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手束 毅 TEZUKA TSUYOSHI

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