この記事をまとめると
■KINTOは純正オプションを正規販売店で後付けできるサービスを提供している
■ノア・ヴォクシーの車内静粛性を高める「静粛性向上パッケージ」を発売する
■リヤタイヤ周辺を中心に防音材を配置することで静かな移動空間に進化する
すでに所有しているクルマでもアップデート可能
KINTOは、トヨタ・レクサス・GRの純正オプションを正規販売店で「後付け」ができるサービス、「アップグレード・セレクション by KINTOファクトリー」にて、車内静粛性を向上させるアップグレードアイテム「静粛性向上パッケージ」の提供を9月24日から開始する。
ほかのアップグレードサービス同様に、自己所有やサブスクといった、車両の利用方法を問わず注文が可能。まずは、2022年1月以降に生産した「ノア」ならびに「ヴォクシー」(福祉車両を除く、7人乗り全グレード)を対象に提供を開始。作業工賃を含む税込価格は、4万9500円だ。
「静粛性向上パッケージ」は、車両全体の音響解析技術を有するトヨタが、静粛性の向上にもっとも効果的な部位を選定し、リヤのタイヤまわりを中心に適切な箇所に独自の防音材を配置することで、ノイズの侵入経路を遮断している。
適切な箇所に独自の防音材を配置する様子画像はこちら
今までよりワンランク上の静粛性に進化する
多くのファミリー層に好評のノア・ヴォクシーが対象だからこそ、より家族の会話が弾む静かな移動空間への進化を目指している。リヤ席に特化して静粛性を向上させた結果、ノア・ヴォクシーの場合、静粛性向上パッケージの施工でリヤ席の会話明瞭度を表すAI値では5.9%改善された。
「静粛性向上パッケージ」施工の詳細画像はこちら
音声をハッキリ聞き取れるかが数字で証明されている
会話明瞭度(AI値)は、音声がどれだけ明瞭に聞き取れるかを定量的に評価する指標だ。とくに、車内のような騒音の多い環境で、乗員同士の会話がどれだけスムーズに行えるかを測るために使われる。車内での快適性は、単に騒音を減らすだけでなく、「人が明確に会話できる環境」を作ることが重要である。(トヨタ自動車のテストコースにおいて、特定の環境条件下で実施された場合の測定数値)
音声がどれだけ明瞭に聞き取れるかの指標である会話明瞭度の詳細画像はこちら
クルマ好きのクルマ屋だからできる「味変」を提案
「私たちは『クルマ好きのクルマ屋』として、お客様の期待を超えるアップグレード技術の開発に取り組んでいます。たとえば、混ぜそばに途中で昆布酢を加えることで味の変化を楽しめるように、クルマの技術にも『味変』のような楽しみ方があると考えています」
「クルマを深く理解している私たちだからこそ実現できる、『技術による味変』。クルマは単なる移動手段ではなく、『家族の記憶を紡ぐ場所』だと私たちは考えています。そこで、ベース車の静粛性のバランスにあえて手を加え、リヤ席の快適性を高めることに特化した商品を開発しました」開発部主査の宮島赴史氏はこう語っている。
開発部主査の宮島赴史氏画像はこちら
このように、さまざまな「味変」の提案を通じて、オーナーにとってより魅力的なカーライフを提供してくれる「アップグレード・セレクション by KINTOファクトリー」のサービスには今後も要注目だ。