この記事をまとめると
■R35GT-Rは2007〜2025年まで生産が続けられた
■初期のころにはさまざまな個性的なモデルが存在した
■サーキット専用車として「クラブトラックエディション」というモデルがあった
デビュー時から計画されていたサーキット専用GT-R
2007年のデビューから2025年まで生産が続けられた、日本が世界に誇るスーパースポーツであった日産GT-R。この18年の間には、街乗りからたまにサーキットに行くといった守備範囲の広いベーシックなモデルから、世界の名だたるスーパーカー相手に引けを取らない、超ハイパフォーマンスモデルのNISMOまで、じつにさまざまなモデルが存在した。
そんなR35GT-Rだが、初期の頃には「スペックV」や「EGOIST」といった個性的なモデルがいくつか存在した。そして今回紹介する1台が、「クラブトラックエディション」と呼ばれるモデルだ。「トラック」とついているだけあって、なんとなくサーキットに縁がありそうな名前であるが、どんなモデルなのだろうか。
日産GT-R クラブトラックエディション画像はこちら
この「クラブトラックエディション」は、まずその名のとおり、サーキット走行にフォーカスをしたモデルとなっており、大前提としてナンバーがついていないのが大きな特徴だ。足まわりはもちろん専用サスペンションであるし、フロント&リヤデフクーラー、ブレーキエアガイドを装備して冷却系機能を底上げ。空力パーツとしてフロントリップスポイラー&アンダーカバーを装備し、安全のためにボンネットピンや牽引フックなどを備える。タイヤは通常のラジアルタイヤ1セット(主に雨用)に加え、なんとスリックタイヤ1セットまでが付属する(通常はこちらの使用が前提)。
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車内は超がつくほどスパルタンで、まず内装の多くは剥がされており鉄板剥き出し。そこに4点式または6点式ロールケージが組み込まれ、運転席にはフルバケットシートが組まれ、ステアリングも社外品となる(しかもGTカーのように跳ね上げ式システムを採用)。キルスイッチまで組まれているほど。そのほかにも、専用ECM、専用TCM、専用ABS/VDCユニットなどを採用する。
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見た目こそ初期型のR35GT-Rだが、大袈裟な表現なしに、中身は完全なレーシングカーに仕立てられているのが、この「クラブトラックエディション」なのだ。
なお、ボディサイズは4670×1895×1360mm(全長×全幅×全高)と、全高がベース車と比較して10mmほど低くなっている。エンジン出力はベース車の最高出力550馬力、最大トルク632Nmの数値に「以上」と付け加えられているだけで、詳細な数値は伏せられていた。マフラーの構造がベース車と若干異なるからというのがその背景だ。車重はベース車より70kgほど軽い1660kgほどとなる。
車両価格は4点式ロールケージのモデルで1079万4000円、6点式ロールケージのモデルで1190万円となっていた。
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