ジムカーナで活躍したいなら「シャブ」が近道! 全日本ジムカーナで大学自動車部出身ドライバーに「シャブ出身者が活躍できる秘訣」を聞いてみた (1/2ページ)

この記事をまとめると

■全日本ジムカーナでは自動車部出身のドライバーが活躍している

■自動車部の経験が競技でも役に立っていると語る人は少なくない

■多くの選手が部活で得た人脈やコミニュケーション能力が社会に出て役立っていると語る

ジムカーナでは自動車部上がりが大活躍!

 舗装のジムカーナ、未舗装のダートトライアルなど、スピード競技の全日本選手権では大学の自動車部出身、いわゆる“シャブ(車部)上がり”の若手ドライバーが活躍。国内トップシリーズで猛威を発揮しているのだが、なぜ彼らはBライ競技(B級ライセンスで出場できる競技)で活躍することができるのだろうか?

 事実、4月25〜26日、宮城県仙台市の赤門自動車テストコースを舞台に開催された全日本ジムカーナ選手権・第3戦「オールジャパンジムカーナ in 仙台」でも、自動車部出身の若手ドライバーが各クラスで躍進。というわけで、ここでは仙台ラウンドで素晴らしいパフォーマンスを見せたシャブ上がりの面々に、大学の自動車部で得た技術や卒業後の競技活動に活かされていることを直撃してみた。

 まず、全日本ジムカーナ選手権において、大学自動車部出身の若手ドライバーの代表格といえるのが、PN2クラスで活躍する飯野哲平選手だといえるだろう。飯野選手はこれまでマツダRX-7を武器にBC2クラスで活躍してきたドライバーで、2024年の第3戦・タマダ大会で2位に入賞したほか、2025年の第8戦・鈴鹿ラウンドでも3位で表彰台を獲得。2026年はマツダ・ロードスターを武器にPN2クラスに参戦しており、開幕戦の筑波ラウンドで4位に入賞したことは記憶に新しい。今大会の仙台ラウンドにおいても飯野選手は5位に入賞。

 そんな飯野選手は、東北大学自動車部の出身で、「東北大学の自動車部は各部員が自分のクルマで活動をしていたんですけど、ダートトライアルに出た際に横転をさせてしまったので、基本的にはジムカーナをずっとやっていました」と語る。

 自動車部で学んだことについては、「まずは整備のやり方ですね。メンテナンスはもちろん、セットアップやチューニングも基本的には自分で行えるようになりました。あとは新潟のスキー場で練習をしていたんですけど、1000本ノックのようにターンの練習をしていたので、ターンが得意になりました」と飯野選手。さらに、「自動車部にいたときからオフィシャルやサービス員として全日本の会場に来ていたので、自分がドライバーとして全日本選手権へ参戦するときもスムーズでした」と飯野選手は語る。

 また、BC1クラスにホンダ・インテグラで参戦する石澤一哉選手も大学自動車部出身の若手ドライバーで、2025年の第1戦・筑波ラウンドで自身初優勝を獲得。2026年も第1戦の筑波ラウンドで2位につけたほか、第3戦の仙台ラウンドでも2位につけるなど、すでにトップ争いの常連となっている。

 そんな石澤選手は日本大学の自動車部出身で、「学生自動車連盟が主催するジムカーナをメインにダートトライアルやフィギュアに参戦していました。ドライビングの基礎やクルマの整備を学ぶことができましたが、自動車部のクルマがインテグラだったので、インテグラの弱点や走らせ方を把握することができました。あとは2018年と2019年に自動車部の主将をやっていたんですけど、コミュニケーション能力が身につきました。もともと人と喋ることが苦手だったんですけど、自動車部で鍛えられたことで社会人としても全日本ジムカーナにおいても、そのときの経験が役に立っています」と語る。


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廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

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