新興ブランドEV花盛りの北京モーターショーの影でひっそり……オールドブランドの「アラカン向けセダン」もまた中国の自動車産業を支えていた (1/2ページ)

この記事をまとめると

■日本の自動車メーカーはかつて多ブランド化による車種展開を進めてきた

■中国の自動車メーカーも多ブランド化を進めており多種多様な車種を展開中だ

■新進気鋭ブランドが増えていることもありオールドブランドの人気が下火傾向にある

中国の自動車メーカーが多ブランドを展開

 中国国内で開催される自動車ショー会場へ取材に行くたびに見慣れない新興メーカーや、新しいブランドが存在していてとまどうことが多い。日本メーカーではトヨタがトヨタブランドのほかレクサスブランドを展開しているが、中国の主要メーカーではマルチブランドとして数多くのブランドを用意している。

 日本でもお馴染みのBYDオート(比亜迪汽車)では、日本ではBYDブランドとして単一ブランド展開しているが、中国では海洋、王朝、騰勢(デンザ)、方程豹(ファンチェンバオ)、仰望(ヤンワン)という5つのブランドを展開している。日本でラインアップされている車種を見ても、ATTO 3は王朝ブランド、そのほかは海洋ブランドとして中国では展開されている。

 日本ではバブル経済と呼ばれたころマツダがマツダ、ユーノス、オートザム、アンフィニというブランドを展開し、さらにフォード車およびフォードブランドのマツダからのOEM(相手先ブランド供給)車を扱うオートラマを含め、国内5チャンネル体制を敷いていたのによく似た動きといえるだろう。

 店を開けているだけで新車がガンガン売れた、そんな今では信じられないほど新車がよく売れたのがバブル経済のころの新車販売業界。そのようないい時代というか、まだまだ新車販売の伸びしろ(当時は初めてマイカーを手にする人も目立っていた)があるころには、目新しさも手伝って販売促進効果が高くなるため、これから市場を攻めようとするメーカーが多数のブランドを抱えることで、それだけ販売台数を簡単に増やすことができたのである。

 マツダ以外の多くのメーカーでも当時は、正規ディーラーについて複数の販売チャンネル(トヨタ、トヨペット、カローラ、ネッツのような)を用意し、それぞれに専売車種を設けて販売促進を行っていたが、中国のBYDでもブランドごとに販売店を設けているところをみると、日本がたどってきた道をある程度研究しての動きなのかもしれない。


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小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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