【試乗】新型コンパスはジープでも4WDなし! 完全都会派になってもジープの魂はシッカリ存在した (1/2ページ)

この記事をまとめると

■大型化とデザイン刷新で都会的なSUVへ進化した新型ジープ・コンパスに試乗

■FF化とマイルドハイブリッド採用で日常の使いやすさを重視

■都会派になりながらも渡河性能や悪路走破性などジープらしさを残す

アーバンSUVへ本格転身

「ずいぶんと大きくなったなぁ」。9年ぶりのフルモデルチェンジとなったジープ・コンパスに初対面した瞬間に口をついた言葉だ。

 実際に、全長は+130mmで4550mm、全幅は+100mmの1910mm、ホイールベースは150mmも長くなって2785mmだ。コンパスは、伝統的なクロカンテイストを残しながらも日常で使いやすいサイズが魅力だったのに、かなり肥大化したのである。

 とはいうものの、印象には大きな変化はない。もちろんフルモデルチェンジだからデザインには大幅な変更が加えられているものの、たとえばジープの”顔”である7スロットグリルは健在で、台形のホイールアーチも残されている。まごうかたなき、ジープのコンパスなのである。

 もっとも、詳細に眺めるとコンセプトの変化も確認できる。7スロットグリルも、ハードな印象を抑えたものに変更されている。リヤにまわっても同様で、LEDテールランプは流行りの横一線デザインに変更されている。ずいぶんと大きくなりながら、近代的になった。言葉を変えれば、道なき道を突き進むようなクロカン色が削ぎ落とされ、都会的に洗練されたのである。

 それもそのはず、ジープは戦略を変えた。ラングラーに代表されるハード系ジープを「オフロードライン」と呼び、一方でこのコンパスのようなクロスオーバーSUVを「アーバンアドべンチャーライン」として、明確に立ち位置を変化させたのである。

 ゆえに新型コンパスは、泥濘地を踏破するような荒々しさではなく、都会を優雅に走るためのジープに衣替えしたというわけだ。


この記事の画像ギャラリー

木下隆之 KINOSHITA TAKAYUKI

レーシングドライバー

愛車
ジムニーシエラ
趣味
マリンスポーツ
好きな有名人

新着情報