スバル・レヴォーグが英国BTCCレースに後輪駆動で挑戦! (2/2ページ)

FRのレヴォーグ・スポーツツアラーと水平対向エンジンの挑戦!

イギリスでは最も人気のあるレースであるだけに、スバルの初挑戦は非常に注目を集めており、BMRのチーム代表、ウォーレン・スコットが、いかに短期間でスバルの名声を高めることができるか、その手腕を問われるところだ。

「チームBMRがわずか4年間のBTCC参戦経験しかないにも関わらず、こうしてマニュファクチャー・チームとしてスバルと組めたことは、とても嬉しい出来事ですし、チーム創立初期の段階から勝利に向かってメーカーと組めることを願っていました。これからは、スバルが我々チームとタッグを組んだことが自信となるよう、最大限の努力をします」とスコット代表はコメント。

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 プラトン選手、ターキントン選手のコンビはすでにBTCCで100勝以上を重ねており、4度のドライバーズタイトルを獲得している実力派だ。その彼らが、スバル・レヴォーグ・スポーツツアラーのBTCC初参戦に関しては自信を持っているという。ブラントン選手はWEB CARTOP「BMRとスバルのコラボレーションが素晴らしいパッケージとなり、我々にBTCCでの勝利を約束するパフォーマンスを発揮してくれるはずです。本当に今シーズンの開幕戦が待ちきれない気分」という。

 後輪駆動車で2度タイトルを獲得したターキントン選手も「私は勝つために、これまで以上にモチベーションが高まっています」と、コチラも意気込みは高い。

 チーフデザイナーのカール・フェイクは、スバルのグローバルな技術リソースにサポートされていることを認めつつ、チームBMRのもとで、新たなマシンに搭載する4気筒ボクサーエンジンをBTCC仕様へと開発している。シーズン開幕がわずか2か月後に迫っているため、チームは車両開発に精力的に取り組んでいる。オフィシャルな発表会は、3月22日にドニントンパークで実施される予定だ。

 残念ながら今回の発表には、なぜWRX STIではないのか、なぜワゴンボディのレヴォーグなのかの詳細は発表されていない。とはいえ、スバルの水平対向エンジン50周年の記念すべきミレニアムイヤーに、BTCC挑戦というワクワクするニュースなだけに、我々もぜひ注目してレポートをしていこうと思う。


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