【5分でわかる】複雑な中国の自動車メーカー事情 (1/2ページ)

現地生産するには中国メーカーと合弁会社を作るしかない

 現地中国メーカーとの合弁会社って何? 同じマツダなのに、「長汽マツダ」と「一汽マツダ」があるのは何故? そもそも中国には自動車メーカーが何社あるの? そんな疑問を、ここではQ&Aで解答! 5分でわかる、中国車講座の始まりです!

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 Q:中国にはいくつ自動車メーカーがあるの?

 A:現在中国は、世界最大の自動車市場を形成しています。自動車メーカーの数も恐らく世界最大級です。現地R&Dの調査によると、その数100社以上! そのなかには自動車製造のライセンスを取得しているものの、実際は現在自動車を販売していないメーカーも含まれるといいますが、それでもちょっと桁違いの数と言えます。現在進行形で合併&提携解消を繰り返していたりするので、全体像を把握するのは現地専門家でも難しいのだとか。

 そのなかでも「ビッグ5」と呼ばれる自動車メーカーが存在します。それは第一汽車、上海汽車、東風汽車、長安汽車、奇瑞汽車の5つです。

 Q:外国メーカーが中国で販売しているクルマに「一汽」とか付いているけど、これは何?

 A:中国に自動車を輸入する場合、とても高い関税がかけられてしまいます。たとえばスバルは中国で現地生産を行わず輸出のみの商売ですが、現地ではレクサスやアウディクラスの高級車価格です。では「現地で生産すればいい」となるわけですが、中国では「現地生産する場合には現地メーカーとの合弁会社を設立しなければならない」という決まりがあります。「一汽トヨタ」や「東風日産」というのは、合弁会社の名前なのです。アウディはいち早く現地生産を開始し、中国ではドイツ御三家のなかではもっとも人気のブランドとなっています。

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