EVレース最終戦にホンダが250kgダイエットの本気仕様のクラリティを投入! (2/2ページ)

86がまさかのストップでテスラとクラリティの一騎打ち

 そして迎えた決勝。このタイミングで上空を覆う雲が濃くなり、朝方よりも寒いのではと思うほどの気温のなか、全車がグリッドについた。スタートはフロントロウの2台が飛び出したが、やはりテスラのほうが加速がよく1コーナーの進入はテスラが先行。それでもトヨタ86コンバートEVの金沢秀好選手(#39 ウェルマー☆ビルズ☆FT86EV)も引けを取らない加速で、この総合トップ争いは今回も面白いものになると予想された。

jevra6_002しかし、86コンバートがオープニングラップの3コーナーでストップしてしまう。シフトが入らなくなり、同時に電源も落ちてしまったということで万事休す。金沢選手の今シーズン開幕からの5連勝(昨年第4戦からの8連勝)もここでストップ。今年も完全勝利は達成できず、である。

jevra6_003トップはモデルSの太田選手が後続を引き離して独走になるかと思われたが、戦闘力を大幅にアップしてきたクラリティの菰田選手との2台のバトルに変わった。ブレーキを温存するモデルSはコーナーの進入は奥まで突っ込むことができないがコーナーの立ち上がりは鋭い加速で立ち上がる。

 そのため、コーナーでクラリティが前に、ストレートでテスラが前、という具合で目まぐるしくトップが入れ替わる展開。その序盤のつばぜり合いを終え、菰田選手がレースの主導権を握ると、菰田選手がラップリーダーとなってレースを引っ張る形となった。

jevra6_005いったん菰田選手の後方に下がった太田選手は、つかず離れず菰田選手を射程圏内に収めたまま周回を重ね、ファイナルラップ直前に菰田選手を抜くと、そのままチェッカーを受けた。

jevra6_007レース後太田選手は「前回は失敗しましたが、今回は無事に勝ててよかったです。スタートからブレーキを温存していって、最後の一周くらいならブレーキももつだろうということで最後にスパートをかけてきちんとチェッカーを受けることができました。86が早々にリタイヤとなったのですが、それがなかったら厳しかったかもしれません」とコメント。

jevra6_0102位に菰田クラリティ、そして3位にはミライ同士の対決を制した国沢光宏選手が入り、それに続く4位に金井亮忠(#72 チームNATS・日本自動車大学校ミライ)となった。実力が拮抗しているEV-2クラス(BMW i3)とEV-3クラス(日産リーフ)の争いは、今シーズン全戦完全勝利を目指していたレーサー鹿島選手がまさかの電欠でチェッカーを受けることができず、i3の2台(石井昌道選手が5位、青木良介選手が6位)がリーフ(丸山貴浩選手がクラストップの8位)の前でチェッカーとなった。

 ちなみにシリーズチャンピオンは、EV-Cクラスに金沢秀好選手、EV-Fクラスに金井亮忠選手、EV-2クラス(BMW i3)が青木良介選手、EV-3クラス(日産リーフ)レーサー鹿島選手、EV-4クラスに藤田広一選手が獲得している。


新着情報