ほんの少しだけどモーター走行も可能! スズキ新型ワゴンR登場

最高燃費は33.4km/Lを達成した

 スズキは、トールワゴンタイプの軽自動車ワゴンRシリーズをフルモデルチェンジ。6代目が発売された。ワゴンRは前後ヒンジドアのワゴンボディを持つ乗用軽自動車。ワゴンRとワゴンRスティングレーの2車種をラインアップする。


まず6代目は、ワゴンR(FA、HYBRID FX)、ワゴンR(HYBRID FZ)、ワゴンRスティングレーと3種類の外観を用意し、幅広いユーザーへ訴求力を高めている。

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注目はパワートレインだ。660ccNAエンジン、660ccNAエンジン+マイルドハイブリッド、660ccターボエンジン+マイルドハイブリッドの3種。

 マイルドハイブリッドは、モーター機能付き発電機(ISG)とリチウムイオンバッテリーを使ったシステムで、いわゆるオルタネーターをシーンによってアシストモーターとして使用するイメージだ。

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 これにより最長で10秒間、モーターのみのクリープ走行が可能となっている。わずかなアシストではあるものの、燃費には効果絶大で、NAのハイブリッドモデル(FF)は、33.4km/Lという軽ワゴンタイプではトップの数値を記録した。

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そして軽もここまできたか、と思わせる先進装備も見逃せない。

 HYBRID FZ、ワゴンRスティングレーにメーカーオプションで設定されている「セーフティパッケージ」には、デュアルセンサーブレーキサポート、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト機能、ヘッドアップディスプレイが組み込まれる。

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 さらにHYBRID FXのセーフティパッケージには、これらに加えてオートライトシステム、キーレスプッシュスタートシステムをプラス。

 デュアルセンサーブレーキサポートは、単眼カメラと赤外線を使用し衝突被害を軽減する、いわゆる「自動ブレーキシステム」だ。

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 新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用したこともトピックだ。このプラットフォームは軽量化で燃費に寄与すると共に、広い室内空間も可能にする。新型ワゴンRシリーズは、広々とした居住性、荷室容量を確保した。

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細かい装備で気になるのは、まずリヤドア内側に採用されたアンブレラホルダー。濡れたままの傘を収納しても雨水を車外に排出できる機能がある。

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 もうひとつ、スズキの軽自動車初採用となる、ワンクリックで3回点灯するレーンチェンジウインカーだ。各メーカー上級車などから採用が拡大しているが、実際使うと非常に便利な装備である。

 登場以来国内累計販売台数440万台を誇るワゴン。6代目も盤石と思わせる内容だ。

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