【開発陣に直撃】新型トヨタ・ハリアーの「3つの狙い」とは? (1/2ページ)

欧州SUVとの勝負に2Lターボは必須アイテム

 三代目となる現行型ハリアーが、初のマイナーチェンジを実施した。その開発責任者をつとめた石井隆さんは、初代ハリアーの開発ではボデー設計を担当し、二代目と三代目では商品開発の立場から開発全般を牽引してきた、いわばハリアーのすべてを知り尽くしたエンジニアだ。

トヨタ・ハリアー

「一番思い入れが深いのは国内専用モデルとなった三代目です。衝突安全などについて国内専用ということもあって開発要素が少なく、先行車評価もありませんでしたので、そのおかげで自分たちがやるべきことをさらに深く突き詰めることができました。今回のマイナーチェンジでも、新設するボデー部品について私自身がすべての図面をチェックし、OKを出さなければ先に進めないというルールをチーム内に作って開発に取り組みました。ひたすら図面を見まくる日々でしたね」

トヨタ・ハリアー

 そんな石井さんは、今回のマイナーチェンジの狙いについて次のように語ってくれた。

「大きな狙いが3つありました。ひとつは『高級』『先進』『洗練』からなるハリアーのイメージ『ハリアーネス』に、さらなる『スポーティ』さをプラスすることです。2つ目は時代が進んだ分だけ、ハリアーにも進化を与えること。3つ目は正常進化の一環として『トヨタセーフティセンスP』などの先進・安全装備を充実させることでした」

 新型ハリアーでは、2リッターターボが新たにラインアップされているが、それはひとつ目の狙いにもとづいたものだ。

トヨタ・ハリアー

「もっとスポーティなハリアーがあったら購入を考えるのに。そんなお客さまにもしっかり応えられるようにと考えました。また、営業サイドから『輸入車にも対抗したい』という要望があり、欧州のプレミアムSUVと勝負するためにも、スポーティさは重要だと考えたんです。そのためにも2リッターターボは絶対に必要だと思いました」


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