クルマの当て逃げは一発免停も! 警察に届け出れば通常は違反点数ゼロ (2/2ページ)

目撃者の助けも重要になる

 しかし、もっと確実なのは目撃者の情報。もし、当て逃げの瞬間を目撃したら、スマホか携帯電話のカメラなどで、加害車の写真を撮って警察に通報しよう。できれば、加害車のナンバーが写っていればベスト!

 写真を撮る余裕がなかったとしても、車種やボディカラー、できればナンバーなどの情報をメモしておいて警察に伝えてほしい。法律的には、当て逃げの目撃者が警察に届け出る義務はないのだが、自分が被害者になったとしたらと考えて、ぜひとも状況提供してもらいたいものだ。

 ちなみに当て逃げの時効は、3年間(民法724条:短期時効)。ただし、事故から3年ではなく、加害者が特定され、その加害者の存在を被害者が知ってから3年なので、加害者が誰だかわからないうちは、時効にはならない。また、損害賠償の請求権は、事故から20年となっている。

 というわけで、「当て逃げは検挙率が低いから、逃げた方が得」などと考えずに、軽く擦っただけでも、正直に警察に届け出ること。そして、当て逃げを目撃したら、できるだけ加害者の特定につながる情報を、警察に伝えるようにしよう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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