200万円のホイールに1000万円のオーディオまで! 自動車の超高額アイテムが凄い

ポルシェは世界初の市販車カーボンホイールを設定

 自動車は約3万点の部品から出来上がっているが、その中には驚くほど高価なパーツ、アイテムがある。
たとえば、今年8月にポルシェが発表した自動車メーカーとして世界で初めてとなるブレイデッドカーボンファイバー製の軽量ホイール。高額部品

 メリットは、軽さと強度で、標準のアルミホイールより約8.5kgも軽く(20%の軽量化)、強度は20%アップ。911ターボSエクスクルーシブシリーズのオプションで、価格はおよそ200万円! (サイズはフロント9J×20、リヤ11.5J×20)そして上限しらずといえば、オーディオの世界も凄い。

 例えばレクサス車がオプションに設定して話題となった、超高級オーディオアンプブランドのマークレビンソン(Mark Levinson)は、システム価格1000万円オーバーのものまであることで知られている。レクサスのオプションは、20~30万円という価格設定だが、いろいろな意味で驚きだ。

高額部品

 デンマークのバングアンドオルフセン(Bang&Olufsen)も高級で、アストンマーチンとメルセデスベンツAMGにオプション設定されている最高級の「BeoSound」システムは、50万円~90万円。ほかにもフェラーリが採用しているJBL、メルセデスAMGペトロナスF1チームとパートナーシップを結んだボーズ(BOSE)、欧州の高級車と並んでスバルが採用したハーマンカードン(harman/kardon)などが、高級オーディオメーカーとして知られている。

 またシートもこだわればどこまでも高価に……新幹線のグランクラスに採用されたレカロ製シートが、一脚300万円コースと言われているが、そのベースはマイバッハのリクライニングシートとのことなので、マイバッハのシートも一脚100万円以下ということはないだろう。

 ちなみにロールスロイスファントムのオプションのシートパックは、400万円以上という設定があった。

高額部品

 ブレーキも、鍛造モノブロックキャリパー、etcと高価な製品が多い分野。なかでもポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ(PCCB)は、新車のオプションで約150万円、後付けだと300万円超のハイエンドブレーキ。ブレーキ・ディスクのサイズ=熱容量と、重量は相反する要素だが、PCCBは、軽くて熱容量が大きく、効き味抜群のブレーキとなっている。高額部品

 消耗品では、オイルも気になるところ。量販店などで入手できるものでは、4リッターで1万5000円前後のものが、最上位モデル(日産R35GT-Rの指定オイルのMobil1でもこのぐらい)。高いオイルは、ベースオイルのクオリティが高く、いい添加剤を使っていて、高負荷、高温時にも強く、熱ダレもしにくい。高額部品

 しかし、サーキット等でエンジン全開のまま連続周回するのでなければ、自動車メーカーの指定オイルを、指定のタイミング(距離、時間)で交換していればとりあえずOK。レースの世界、とくにF1などに使うオイルは、用途が違うので、値段が付けられないほど高価だという。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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