最近のクルマでも要注意! クルマの「錆びやすい」部分とは

今どきのクルマでも錆びにくいだけで錆びないわけではない

 最近のクルマは錆びないと思っている方は多いかもしれない。地球に酸素がある以上、そしてクルマに鉄が使われる以上は錆びないということはなくて、正確には錆びにくくなってきているといったほうがいい。それに最新のクルマは当然のことながら作られたばかりで、将来のことは不明。これから錆びが発生するかどうかは現状ではわからない。車の錆びやすい部分

 じつはちょっと前のクルマである部分に錆びがよく出るという話しが修理業界でささやかれている。もちろんデータを取ったわけではないので、具体的な車名を出すことは控えるが、そのある部分とはフェンダー後ろの袋部分。手を入れてもらえばわかるが、泥が溜まっていたりする。ここに湿気が溜まり、錆びを発生させる。もちろん溜まらない構造のクルマも多いが、昨今の過度な軽量化ゆえの構造に問題あるかもしれない。(写真はイメージ)

 もうひとつが、リヤトランクの床。こちらは、パッキンの劣化や不良が原因。リヤゲートやランプのシールが甘くなり、水が伝って床に溜まる。たまに確認するといいのだが、問題は原因だ。負圧の問題で走っているときしか漏れてこないこともあって、止まっているとどこから漏れているかはわからなかったりする。

 そしてオープンカー。とくにソフトトップは注意が必要で、構造上ルーフからの水はフェンダーの裏を通して、フロア下に排出するのがほとんど。その水路にゴミなどが詰まって、ほかの部分に流れ出て腐ることがある。詰まりをチェックするのが重要で、現行型(ND型)のロードスターでもシートの後ろ奥にフィルターが付いているほど。定期的な清掃が必要だったりするので油断は禁物だ。

 そしてクルマ全般に言えるのが、融雪剤を撒いた道を走ったあとは注意が必要だ。融雪剤とは塩のこと。寒冷地仕様も含めて、放置しておくと下まわりが真っ赤にサビるので注意してほしい。余裕があれば、走ったあとは水で流しておくといい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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