先代モデルの良さを受け継いだスバル新型フォレスターのディテールをチェック (3/4ページ)

高級感と機能性を両立したインテリア

 すべての乗員の快適性を高めるべく、インテリアは空間設計だけでなく機能面での向上が図られた。とくにシートは前席だけでなく後席においても、体とシートが接触する部分の面積を広げ、体圧分布を最適化。疲れにくくするとともに適度な包まれ感を実現。全座席に設定されるシートヒーターは、温熱部分の面積を従来モデルより拡大して温度分布を均一化し、また素早く温まるようになった。

 SUVとしては乗り降りのしやすさも重要ということで、ドア開閉角を拡大。とくに後席ドアは80度まで開き、足を出し入れする際にドアやピラーに干渉しにくいようスペースを確保。上部が外側に大きく開くドアによりさらに乗降性を高めている。

 新開発のシートは体圧分布の最適化により快適性が向上。シート表皮はファブリック/トリコット&合成皮革が標準。Xブレイクでは撥水ファブリックにレッドオレンジステッチ仕様となる。シートヒーターは全席に設定されるが、電動シートが標準装備となるプレミアムとアドバンスでは、運転席&助手席は3段階温度調整機能付きとなる。


運転席・助手席の電動シートはプレミアムとアドバンスで標準装備となり、ツーリングとXブレイクではオプション。さらにプレミアムとアドバンスでは本革シート(ブラック)がオプションとなり、アドバンスではブラウンも選択できる。

 ダッシュボードの中央下部にUSBジャックを2個設置。左右席で同時にスマートフォンなどを充電できる。また、12V(120W)のアクセサリーソケットも備えている。

 ルーフにはサングラスなどを収納できるポケットを設置。左右独立のマップランプはLEDタイプとなる。シートベルト非着装ランプは全席から確認できる場所に配置されている。

 ドリンクホルダーは各ドアにそれぞれ1個分、前席のコンソールに2個分、後席アームレストに2個分を配置。コンソール部分のホルダーはボトルを置くとわずかに外側に傾く形状となっており、スムースに取り出せるよう配慮されている。

 SUVということでドア開口部のサイドシルはやや高めだが、上部がより外側に開く構造のフロントドアや、開閉角の大きなリヤドアにより、上体をあまり屈めずに乗車することができる。


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