レクサスの走りの象徴である「RC F」がマイナーチェンジ! 高性能バージョンも設定

GT3マシンのノウハウを活かして開発

 レクサスは、デトロイトモーターショーにおいてマイナーチェンジとなる新型「RC F」を世界初公開すると発表した。

 2007年にIS Fが登場し、「公道からサーキットまでシームレスに走りを楽しめる」というコンセプトのもと、レクサスの高性能モデルとしてファンを魅了している。今回、軽量化や空力性能の向上のほか、パワートレインやタイヤ、サスペンションなどあらゆる点に改良を加えて軽快な走りと高い操縦安定性を実現させている。

 軽量化は従来比で約20kgとなり、運動性能を向上。さらに、限界領域でのコントロール性能向上のため、トレッドパターン一本一本のコンパウンドにまでこだわった新開発のタイヤを装着している。

 自然吸気エンジンの気持ちよさ、加速フィーリングのよさを際だたせるために、エンジン出力の向上とエアクリーナー形状の変更、スロットル制御の変更によりアクセルレスポンスを向上。また、デファレンシャルギヤのローギヤード化により、サーキット走行での車両コントロール性能を高めている。

 エクステリアは、モータースポーツで得たノウハウを注ぎ込んだ「レース育ちのスタイリング」をコンセプトに開発。フロントバンパーにはカナード形状を取り入れたことでダウンフォースを向上させている。また、サイドのロッカーモール後端にはアンダーカット形状を作ることで、リヤタイヤ周辺の乱気流を抑制するなど空力性能を向上させた。

 また、エンジントルクを制御し、発進時のタイヤ空転を防ぐローンチコントロール機能もプラスしている。

 そのほか、優れた走行性能を象徴するモデルとして、新たに「パフォーマンスパッケージ」を設定。レーシングカーのRC F GT3から得たノウハウを応用し、エンジンフード/ルーフ/フロントスポイラーなどの外装部品やブレースにCFRPを採用する。また、カーボンリヤウイング(固定式)を採用することで、ハイダウンフォースをロードラッグを実現し、高速走行時の安定性と高速域の伸び感を両立させている。

 加えてカーボンセラミックブレーキやチタンマフラー、軽量アルミホイールを採用したことで、従来モデルより70kgも軽量化することに成功した。

 なお、日本での発売は2019年5月頃を予定している。


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