なぜ二桁車名? ジュネーブで公開されたマツダCX-30を開発者に直撃 (1/2ページ)

CX-3とCX-5の間に位置するモデルだがCX-4はすでに存在する

 マツダのクロスオーバーSUVの最新作「CX-30」。すでにさまざまなメディアでクルマの概要は掲載されているが、ここでは開発主査を担当した佐賀尚人さんに、開発の経緯を含めたクルマへの想いを語ってもらった。

 まず、誰もが気になるのは、「なぜ車名がこれまでのモデルと違う二桁なのか?」だろう。

「CXシリーズにもうひとつキーモデルを作りたいと言う想いから、次世代マツダのトップバッターであるマツダ3をベースにCX-3とCX-5の間に位置するモデルですが、ネーミングは非常に悩みました。中国向けにCX-4があるため、色々検討した結果CX-30になりました。正直ベースで言うとそれ以上でもそれ以下でもないです。ただ、お客様が混乱しないように正式発売までにシッカリと浸透させていく必要はあると思っています」。

 つまり、ネーミングは従来のポートフォリオとは違うが、クルマのキャラクターと言う意味では“直球勝負”のモデルである。恐らく、コンパクトSUVと言う意味ではCX-3と被るものの、前席優先でパーソナルユースがメインのCX-3に対して、CX-30は後席やラゲッジも重視しているファミリーユース……と考えるのが素直かもしれない。では、どのようなコンセプトを掲げたのだろうか?

「機動性のよさ・室内空間・デザインと言う3つの柱をコンパクトなサイズのなかで実現できるか……でした。全長が欧州で縦列駐車がしやすい4.4m以下の4395mm、全幅は1795mm、全高は1540mmと日本のタワーパーキングも対応可能なサイズです。取り回しのよさも特徴のひとつで、最小回転半径はCX-3と一緒になっています」。

 一つ気になるのはデザインである。深化した魂動デザインだが、マツダ3は単純に綺麗ではなくあえてアクを残したデザインだったのに対し、CX-30は意外と普通だったことだ。マツダが今後進んでいく道はどちらなのか?

「深化した魂動デザインと言う意味ではどちらも同じ考え方ですが、役割に合わせて振れ幅は異なります。CX-30は幅広いユーザーを想定していますので、ある意味“直球勝負”のデザインと言っていいと思います」。


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