ルームミラーの意味なし? 現行車から伝説のスーパーカーまで後方視界が悪いクルマたち (1/2ページ)

コンパクトなクルマは後方視界がないがしろにされがち

 視界の良し悪しはクルマを選ぶ際の大事な要素。前方の視界の広さは当然のことだが、やはり後方視界のいいクルマは安心だし安全だ。保安基準では、ルームミラーはあってもなくても車検に通るし、ワゴン車で人や荷物を満載にしたときは、ルームミラーで後方確認はできないし、パネルバンのトラックはルームミラーで後ろを見ることはかなわない……。

 そんな事情もあり、後方視界の狭いクルマが気になったので、代表的な車種を挙げてみよう。

●ホンダS660

 ホンダのミッドシップオープンスポーツカー、S660

 オープンカーながら、高剛性でロールオーバー対策にも重点を置いた「一線入魂ボディ」を採用した引き換えに、後方視界はかなりタイト。それは幌=ロールトップを外しても変わらない……。とくに運転席からの斜め後方の視界は最悪の部類いえるだろう。

●トヨタ・アクア

 かつては国内新車販売台数4年度連続トップを記録した大ヒットモデルのトヨタ・アクア。使いやすいコンパクトなパッケージと世界最高水準の燃費を武器に人気を集めたが、リヤウインドウの面積はけっこう狭い!

 とくに天地方向が狭いので、後席にも大人がフルに乗ってしまうと、ルームミラーには人の顔しか映らなくなる……。

●トヨタC-HR

 トヨタでいえば、同じくヒットモデルのC-HRも後方視界が悪いことで有名。スポーティでスタイリッシュなコンパクトSUVとして、「走りとデザイン」を優先!

 その代償として、リヤウインドウとリヤのサイドウインドウはかなり小さめ。バックカメラやクリアランスソナー、バックソナーがあるとはいえ、賛否が分かれるところだろう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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