速さと燃費で勝負するエコカーカップ! 富士スピードウェイ初体験の女性新人編集部員がいきなり挑戦 (3/3ページ)

レースでの運転技術やエコドライブは普段の運転にも使える!

 そして休憩をする間もなく、エンジョイ60の決勝レースの開始を告げるアナウンスが流れる。グリッド位置にそれぞれクルマを置くのだが、どう見ても我らがCARトップは56番。この位置ではレーススタートを知らせるコントロールブリッジも見えない。これはかなり不利かもしれない……。

 しかし、この位置だったからこそ、面白いことを知ることができた。今回、たまたま隣になったのがタクシーの日産ノートe-POWERで参加していた三和交通神奈川さん。先ほどのエンジョイ180で3時間走っている間メーターを回していたそうで、その運賃はなんと7万円超!

 こちらは俊治さんと新人2人の3人で20分ずつを走ることになった。まずはグリッド順の責任を取るべく、私篠田がステアリングを握る。

 こちらはチャレンジ180よりもさらに遅いペースで走らなければならないため、他車を抜くタイミングがより難しい。その結果、順位がほとんど変わらず、結果は45位。しかし、燃費では全体の4位で、総合順位は6位。悔しさが残りながらも、やりきったという思いだった。

 そして表彰式へ。CARトップのプリウスが属していたHV-4クラスはとくに手強いチームがあり、総合の表彰台独占状態になっていた。優勝商品はタイヤ4本! など豪華なものばかり。うらやましい。

 それでも「マスターオブエコカー」と呼ばれる、チャレンジ180とチャレンジ60の両方に参戦したチームが対象となる表彰では総合4位だった。私篠田は足を引っ張っただけのような気もするが、チームとしては爪痕を残すことができたと思う。

 私篠田が普段乗っているクルマはそもそもあまり燃費が良くはないため、あまり意識していなかったのだが、エコカーカップに参加したことで身につけたエコドライブは愛車を運転するときにも生かしている。

 次回のエコカーカップは来年2月に開催される。どんなクルマでも参加できるわけではないが、かなりの車種に参加資格がある同レース。日常使いのクルマで富士スピードウェイを走ることができるので、ぜひ気軽に参加してほしい。


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