出展メーカーも少ないし見どころナシ……はちょっと待て! 2019年こそ東京モーターショーに足を運ぶべき理由とは (2/2ページ)

盛り上がりを見せるe-Motorsportsの世界最速を競う大会も!

 続いて理由その3は、いまだかつてないほどに「ファミリーで楽しめる」モーターショーになっていること。それを裏付ける大きなトピックが、子どもたちに大人気の職業体験型テーマパーク「キッザニア」が東京モーターショーにやってくることです。

 会場は「青海エリア」の青海展示棟。クルマに関連する11の職業があるのですが、クルマを組み立てる仕事やデザイナーの仕事のほか、レーシングドライバーの仕事、遠隔操作による災害復旧の仕事、などレアな仕事もあって、大人も興味津々です。どのプログラムも予約が必要なので、公式サイトをチェックしてくださいね。そして、OPEN ROADにも「子どもカート体験」があって、土日限定ですがレーサー気分で運転の楽しさを存分に味わえますよ。

 また、最強グルメブロガー軍団がプロデュースする「グルメキングダム」には、ハンバーグ、ステーキ、カレー、ラーメンといった、ファミリーで味わいたいグルメが大集合。14ものメニューがあるので、大人数で食べ比べしても楽しそうです。

 さて、最後となる理由その4は、これからどんどん盛り上がる「e-Motorsports」がグローバル規模で体感できること。「ただのゲームでしょ?」なんて侮ることなかれ。ハンドル、ペダル、バケットシートで画面の中のレーシングカーを操るのは、想像以上に体力を消耗するんです。運転のセンスもゲームのセンスも必要な高次元なもので、その闘いは見ているこちらまで熱くなってしまうほど。東京モーターショーでは、会場のMEGA WEBに世界各国から強豪ドライバーが集まり、世界最速を競います。

 また、「都道府県対抗U18全日本選手権」や、自動車メーカー対抗の真剣勝負も見られますよ。リアルなモータースポーツとは似て非なる次世代のスポーツ、e-Motorsportsの魅力をしっかり理解するには絶好の機会だと思います。

 というわけで、いかがでしょうか。今までのモーターショーとは違う、新しいワクワクを感じていただけましたか? 4つの会場間の移動にはシャトルバスも利用できるし、チケットは高校生以下と自動車関連の専門学校/高等専門学校の学生が無料というのも嬉しいですよね。

 私も参加する「自動車ジャーナリストと巡る東京モーターショー」もあるので、ぜひ皆さん、2019年10月24日に開幕する東京モーターショー2019へお越しください!


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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