やりすぎか? 早すぎたのか? 斬新だがイロモノ感が出て売れなかった国産車7選 (2/2ページ)

- 名前:
- 近藤暁史
- 肩書き:
- -
- 現在の愛車:
- フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
- 趣味:
- レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
- 好きな有名人:
- 遠藤ミチロウ、岡江久美子
斬新過ぎたという点では、代表的存在だろう。モーターショーでのコンセプトカーそのままといった感じで、実用性は無視。デザインを優先したため、後方視界が悪過ぎで、当時としては珍しかったバックビューモニターを採用していた。ちなみにコンセプトカーと一緒とよく言われるが、実際は市販化に際してかなりデザインをいじっていて、当時のいすゞとしては「なんとなく作った感」があったのも事実。この点も不振に関係したか!?
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ガラス張りという点では十分斬新だった。しかもガルウイング。まったく売れなかったわけではなく、まあまあ、街なかでは見かけたが、オーナーに聞くとやはり「真夏は地獄」とのこと。一発屋で終わったが、断熱ガラスが進化した今なら成り立つかも。
2代目はリヤ部分をクーペとワゴンのふたつを用意して、着せかえができるはずだったのが、法律的に成り立たず、別々で売られた。つまり企画倒れ。ちなみに初代も宇宙船みたいでかなりユニーク。
トランストップと呼ばれた複雑すぎるメタルトップの収納方法は斬新そのもの。そこまでしなくても、といった感じがして、実質意味がよくわからなかった。見せびらかすにはよかったが……。さらにそれまでのCR-Xとはコンセプトが違いすぎたし、走りはフツー。もちろん、残念な結果に。