クルマのコネクティッド化を推し進めるトヨタがスマホ決済アプリ「TOYOTA Wallet」を配信

まずはiOSから配信開始されAndroid用は2020年春に配信予定

 トヨタ自動車、トヨタファイナンシャルサービス、トヨタファイナンスの3社は、電子マネーのかざして決済、QRコードやバーコードによる決済など複数の支払い方法が利用できるスマートフォンアプリ「TOYOTA Wallet」を開発した。iOS版が11月19日より、無料公開されている。

 近年さまざまなキャッシュレス決済が利用されており、2025年までにキャッシュレス決済比率を40%まで引き上げるという目標を政府は掲げている。一方でトヨタはすべてのクルマをコネクティッド化し、モビリティサービスプラットフォームの構築、ビッグデータ活用によってお客さまや社会への貢献、さまざまな企業の連携によるモビリティサービスの創出という3点を柱にしたコネクティッド戦略を掲げている。

 そこで、日常生活の利便性向上ならびにモビリティ社会の基盤づくりに貢献するプラットフォーム「TOYOTA Wallet」を開発した。おもな機能として、プリペイド型電子マネー「TOYOTA Wallet残高」、クレジット型サービス「TOYOTA TS CUBIC Origami Pay」、デビット型サービス「銀行Pay」という3つの決済方法を実装している。

 このアプリはどこでも・誰でも使えるシームレスなサービス実現に向け、今後より多くの企業と連携を図っていくという。決済サービスのみならず、金融サービスなど人々の生活を豊かにするさまざまなサービスを拡充し、国内外で展開していくという。

 まずはiOSからの展開となるが、2020年春にはAndroid向けアプリの提供も開始される予定だ。


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