クルマに詳しくなくてもたまにはボンネットを開けるべき理由5つ (2/2ページ)

エンジンオイルと冷却水のチェックはとくに重要!

3)エンジンオイルの量と汚れ

 いまのクルマは冷却水とオイルさえきちんと入っていれば、そうそう大きなトラブルは出ない。逆にオイルと冷却水だけは非常に重要とも言える。オイルの量に関しては、運転席からメーターで確認できる車種もあるが、汚れ具合は目視でチェック。走行距離が短くても1年ごとには交換したい。

4)ブレーキフルードの量

 いうまでもなくブレーキは非常に重要な部分。システムが正常でもブレーキパッドが減ると、ブレーキフルードの液面も下がるので、ブレーキの減り具合がある程度わかる。フルードの液面が上限(MAX)と下限(MIN)の間にあればOK。新品のフルードは無色透明だが、茶色っぽくなってきたらかなり劣化している証拠。早めにフルードの交換を。

 また、フルードの減りが妙に早い場合は、ブレーキ系統のどこかでフルードが漏れている可能性があるので、整備工場へ直行!

5)バッテリー

 いまのバッテリーはメンテナンスフリーが主流。その代わり、ある日突然寿命を迎える……。バッテリーに厳しい季節=夏と冬の前には、カー用品店やディーラーなどで、専用のテスターを使って一度バッテリーの健康状態を調べておくと安心だ(無料)。できればターミナルの緩みの有無なども見ておこう。

 その他、ベルト類などの張り具合や異音のチェック、オイルや冷却水などの漏れがないかの確認、異臭などがないかも合わせて点検しておきたいところ。とくにウォッシャー液やエンジンオイル、バッテリーなどは、最新のクルマでもそうでないクルマでも、使えば減るし傷むもの。

 これらはやはり放ったらかしにせずに、最低でも季節ごと、できればひと月に一度はボンネットを開けて、一通り目視で点検しておくことを忘れずに。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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