【いまや日陰の存在!】ターボやモーター全盛のいまだが「それでもイケてる」現行国産NA車4選 (1/2ページ)

やっぱりNAと思わせてくれるモデルも少数ながら存在!

 最近の主流といえば、排気量を小さくしながらターボを使って出力をカバーするダウンサイジングターボや、モーターでパワーをアシストするハイブリッドが一般的だ。環境問題に目を向ければやむを得ない話ではあるが、そのなかでもNAエンジンで頑張っているモデルも少数ではあるが存在している。さすがに昔のようにノーマルで8000回転オーバーまでブン回るような高回転型エンジンは存在しないが、回転の上昇とともにパワーが出てくるエンジンらしいエンジンを搭載したモデルをご紹介しよう。

1)トヨタ86/スバルBRZ

 フロントエンジンリヤドライブでNAエンジンを搭載するという、ある意味古典的なレイアウトを採用するのが86/BRZだ。スバル製のFA20型2リッターの水平対向4気筒エンジンは7000回転で207馬力を発生するもの(MT車)で、ハイパワーなターボ車に比べると大人しく思えるスペックではあるが、リッター100馬力を達成しているれっきとしたスポーツエンジンと言えるだろう。

 登場からまもなく8年が経過し、チューニングも熟成の域に入りつつあり、ターボ化やスーパーチャージャーといった過給機チューンだけではなく、NAのままメカチューンを進めていくにも面白いモデルとなっている。これだけ幅広いチューニングがあるのも愛されている証拠なのかもしれない。

2)日産マーチ NISMO S/ノート NISMO S

 日産のベーシックなコンパクトカーであるマーチやノートをベースに、本格的なスポーツモデルへと昇華させたのが、NISMO Sシリーズとなる。もともと1.2リッターエンジンを搭載する両車だが、マーチには1.5リッター、ノートには1.6リッターのNAエンジンを搭載し、ベース車にはラインアップされない5速MTと組み合わせている。

 車検証に「改」の文字が入ることからもわかるように、メーカー純正ながらエンジンを載せ替えたモデルとなっており、車体のプレートには「HR12DE」の文字が残っている。もちろん、ただエンジンを載せ替えただけではなく、専用のチューニングが施されており、まさにディーラーで買えるゴリゴリのチューニングカーと言っても過言ではない。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
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長距離ドライブ
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ザ・リーサルウェポンズ

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