【利用者は伸びず早くも失敗との声!】最近増えているクルマの「サブスクリプション」にメリットはあるのか? (1/2ページ)

新しいクルマの所有方法と言われるもメリットが見出せない

 最近、よく耳にする「サブスクリプション」というワード。これは、物品を購入するのではなく、その物品を利用することができる権利を購入するといったものだ。

 身近な例で挙げると、月々〇〇円で音楽聞き放題! とか、映画見放題! というヤツがそれである。これらは音楽や映画をそのつど購入するのではなく、月々決まった金額を支払い続けることで、そのサービスが提供する音楽や映画を自由に見ることができるというわけだ。

 このサブスクリプション方式、最近ではクルマにも進出してきており、新しいクルマの所有方法とも言われているが、どうもそこまでメリットが見いだせないというのが正直なところなのである。

 クルマのサブスクリプションサービスを提供している会社も多くあるため、すべてがそうというわけではないが、基本的に月額の支払額に含まれるのは車両本体価格や基本的な点検整備費用程度であり、使用するにあたっては駐車場の契約が別途必要となるし、燃料代も当然ユーザーの負担となる。また、消耗品や任意保険などもユーザー負担の場合や、月に走れる走行距離に制限があるところも。

 そして、音楽や映画と異なり、気分によって車種をいろいろ乗り換えることができない、というのが最大の問題点と言えるだろう。当然、クルマには登録が必要なのでやむを得ない点ではあるのだが、それであればレンタカーやカーシェアでも十分、と思えてしまう。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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