大まじめにデザインするも攻め過ぎた? 目が釘付けになる「変顔グルマ」3選 (2/2ページ)

登場時は衝撃的だったが今ではすっかり溶け込んでいるクルマも

2)ホンダ・インテグラ

 ホンダのミドルサイズのクーペ及びハードトップセダンであったインテグラ。1993年に登場した3代目モデルは、プロジェクターランプを採用した4灯のヘッドライトを採用しており、初代のリトラクタブル、2代目の横長タイプに続き、3度違う方式のヘッドライトの採用となっていた。

 しかし、この4灯ライトは日本国内ではあまり評判が高くなく、登場から2年後のマイナーチェンジで、先代型のような横長タイプのヘッドライトに戻されている(一部グレードに4灯は残されたが)。そのため、途中から追加されたインテグラタイプRはこの横長タイプのヘッドライトのみとなっているというわけだ。

 ただし、北米市場では4灯ライトが好評だったようで、4代目にバトンタッチするまで4灯のまま販売されており、日本には存在しない後期型4灯ライトというものが存在している。

3)トヨタ・シエンタ

 2015年に約12年ぶりにフルモデルチェンジを果たして2代目となったトヨタ・シエンタ。初代の丸目とは打って変わり、切れ長のヘッドライトとバンパー下部まで伸びるガーニッシュを持つ個性的なフロントマスクに大変貌を遂げた。

 登場当初は賛否両論巻き起こっていたが、今ではすっかり日常に溶け込んでおり、昨年9月には登場から4年が経過しているにもかかわらず月間販売台数ランキングのトップを飾るほどの人気車種となっている。現行型のプリウスもそうだが、登場時はギョっとするようなデザインでも、気づけばすっかり馴染んでしまっているのはトヨタのデザインの妙と言えるのかもしれない。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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