藤トモの東京ー長野の弾丸ドライブ旅【前編】 予測不能の路面ゆえに選んだオールシーズンタイヤの実力とは (2/2ページ)

ムリさえしなければ勾配のある雪道も問題なし

 長野まで突っ走り、信州中野ICで高速を降りて、一気に志賀高原まで山道を駆け上がります。春スキーのシーズンではあるもの、暖冬とあって、その道のりのほとんどはアスファルトが露出している状態。ここ最近の日本の冬は雪が少なくて、かつては積雪地だった地域も雪が少なくなっていたりしています。雪よりもアスファルトを走ることが多い人に適したオールシーズンタイヤの出番が高まっていることにも頷けるというもの。

 ゲレンデ近くで、いよいよ雪道に遭遇。圧雪路は滑り出すタイミングの予測がつくという点で、滑りながらもそれなりに走っていける感触。ただし、シャーベット路面の登り坂は、さすがにズリズリと滑りながらどうにか前に進んでいけるというイメージ。こうした場面でのグリップ感はスタッドレスのほうが当然のことながら信頼感は高いといえます。ただ、最近のクルマには発進時のスリップを抑制するトラクションコントロールや横滑り防止装置がついていることもあり、無理をせず、慎重に進めばBluEarth-4Sでも十分に通過できるという印象。

 そもそも、サマータイヤだったら進入できない道だったことを考えれば、ありがとうと言いたくなるほど。オールシーズンタイヤが一年の大半はアスファルト、たまに雪というシーンで活躍するタイヤだとすれば、冬場に履き替えを行うスタッドレスと明確に違う部分。そんなことを考えながら山道をちょっと下ると、もう路面はアスファルトに変わっていました。

 雪道からアスファルトと変化する路面でタイヤの性能をチェックした後は、横湯川沿いの渓谷にある地獄谷野猿公苑へ。ここは野生の猿たちが温泉に入ることで有名な観光地。気温が温かいせいか、サルたちが温泉に浸かる姿を拝めなかったのは残念でしたが、公園までの山を登る遊歩道のぬかるみは防水ブーツを履いていたため憂いナシ。足もとに備えて出掛ける重要性に気が付けたことが収穫だったカモ。

 さて、「山を歩いたらお腹が空いた〜」ということで、長野といえばお蕎麦をいただくことに。せっかくだから、今から本場の戸隠に向けてレッツゴー!

3月下旬公開の後編へつづく。

装着タイヤ:YOKOHAMA BluEarth-4S AW21(ブルーアース・フォーエス・エーダブリュー・ニーイチ)
サイズラインアップ:175/65R14〜225/55R19(全19サイズ)
試乗車:FIAT 500X Cross
装着サイズ:215/55R17(前後)

【詳しくはこちら】
問い合わせ:横浜ゴム株式会社 0120・667・520(受付時間 平日:9:00~17:00)
https://www.y-yokohama.com/product/tire/bluearth_4s_aw21/


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