VIPも大注目のトヨタ・グランエース! 圧倒的存在感の内外装を徹底チェック (2/5ページ)

Interior 特別なクルマをドライブしている優越感に浸れる

 ボディサイズの大きさを最大限生かし、広大な室内スペースを確保した。フロアが高いため、室内高に関してはアルファード(1400mm)をやや下まわる1290mmとなっているが、室内長(プレミアムで3290mm、Gで3365mm)と室内幅(1735mm)は国産乗用車ではトップクラスだ。

 ダッシュボードまわりは、メーターフードにソフトパッドとリアルステッチを採用。ステアリングやドアトリム、グローブボックスの一部を木目調とし、金属調加飾パネルをアクセントとして加えることで、さりげない高級感を演出している。

 ボディの大きなクルマを運転する際、取りまわし性や見切りの良し悪しは気になるが、フロアの高さを利用してドライバーの着座位置が高く設定され、さらにグラスエリアを広く取ることで視界特性が向上。水平基調のダッシュボードやドアミラー取り付け位置の最適化により、フロントピラー周囲の運転視界も良好だ。後席乗員にとっても、見晴らしがよく明るい室内は快適性が高い。

 操作系では、ハンドルとペダルとシートの位置関係を最適化し、スイッチ類を機能別に集約配置。サイズの大きなスイッチもあるが、直感的に操作しやすいレイアウトだ。シフトレバーは左右のウォークスルーが可能なインパネシフトとなっている。

 ハンドルは上部グリップが木目調となる本革巻き。4本スポークタイプだが、中央下部には加飾パネルが装着される。スイッチの周囲をシルバーパネルで区切ることで、運転中のスイッチの操作性を高めている。

 メッキ調リングで加飾された2眼式メーターは右に速度計、左に回転計を配置したシンプルなデザインで視認性が良好。中央にはフルカラーのマルチインフォメーションディスプレイが備わる。

 燃費や運転支援システムの作動状況、オーディオの設定といった情報を切り替えて表示することができる。タイヤ空気圧モニターは、スペアタイヤ含めた5本分をリアルタイムで表示する。

 ハンドルのスイッチでオーディオの設定変更やハンズフリーの操作、マルチインフォメーションディスプレイの切り替え、クルーズコントロールの設定変更などを行える。

 ステアリングコラムの右側にライトスイッチ、左側にワイパースイッチというオーソドックスなレイアウト。ヘッドライトおよび間欠ワイパーはオートモード機能を備える。

 運転席のドアパネルにはドアミラーの格納/展開と角度調整スイッチ、ドアロックの開錠/施錠スイッチ、パワーウインドウ(前席左右のみ開閉)のスイッチを配置する。

 パワースライドドアは左右ともにワンタッチオート開閉&イージークローザー機能付きとなる。車両に近づくと自動で開くウェルカム機能や予約ロック機能も備えている。

 8インチディスプレイオーディオを全グレードに標準装備する。オーディオやカーナビ(オプション)、DCM(車載通信機)の画面、パノラミックビューモニターを表示する。スマートフォンとの連携機能も備える。

 空調装備は、フロントにフルオートエアコン、リヤにオートエアコン(いずれもナノイー)を標準で装備する。温度は前後独立で調整することができ、リヤエアコンはフロント側からも操作することができる。

 車両後方に取り付けられたカメラの映像をルームミラーに表示。後席に人を乗せているときや、荷物を満載して後方確認がしにくいときに重宝する。レバーで鏡面モードに切り替えられる。


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