VIPも大注目のトヨタ・グランエース! 圧倒的存在感の内外装を徹底チェック (4/5ページ)

Seat すべての乗員に特別な移動を提供

 グランエースは、5mを超える全長や1.9m超の全幅を生かして実現した広大な室内空間に3列または4列のレザーシートを配置することで6〜8人がゆったりと乗車できるよう作り込まれている。各乗員の居住スペースを大きく取ることで、すべての座席で心地いい移動を可能にしている。

 前席は全車にパワーシートを装備。運転席は前後スライド/リクライニング角度/シート上下/座面前端上下の8ウェイ調整式で、助手席は前後スライド/リクライニング角度の4ウェイ調整式だ。調整はレバーによりワンタッチで行うことができ、最適なシートポジションに設定できる。

 広い室内でゆったりとくつろいで乗車できることがグランエースの最たる魅力と言える。シートはプレミアム、Gともに、全座席が上質なレザーシートとなっている。

 プレミアムは3列シートの6人乗りで、左右前席と2列目/3列目がパワーシート。2列目/3列目はオットマンや大型アームレストを備えるエグゼクティブパワーシートだ。8人乗りのGは4列シートとなり、左右前席と2列目は6人乗りと同じで、3列目が手動式のキャプテンシート、4列目がチップアップシートとなる。4列シート仕様では、シートの数が増える分だけ、2列目以降の足もとスペースは小さくなるが、フル乗車でも窮屈に感じない。

■Premium(6人乗り)

 6人乗りのプレミアムでは2列目と3列目がエグゼクティブパワーシートとなる。オットマンやフタ付きの大型アームレストを備え、2列目では中央部に折りたたみ式のサイドテーブルも装備する。

 3列目は2列目と形状は同じシートだが、2列目よりも左右の間隔を近づけて装着しているため、外側の肩まわりには余裕がある。最後部までスライドさせれば、広大な足もと空間を実現する。

 アルファードと同サイズのシートを装着しているが、室内幅が大きい分、横方向のスペースがさらに広くなっている。

 後席4座席にオットマンを装備。それぞれを独立してスライドさせることで、さまざまなシートアレンジが可能だ。

 エグゼクティブパワーシートの調整スイッチとシートヒーターのスイッチをアームレスト側面に配置している。車内中央部に備わっているので、反対側の席から調整することもできる。

 2/3列目のシートスライドは素早く操作するため手動式となっている。3列目以降へのアクセスを容易に行えるようワンタッチで前倒し&スライドできるウォークイン機能も備えている。

 エグゼクティブパワーシートの大型アームレストにはカップホルダーを備えている。ガイド付きなので細めの缶やペットボトルにも対応する。後方には小物収納スペースが用意されている。

■G(8人乗り)

 8人乗りも、2列目は6人乗りと同じエグゼクティブパワーシートとなる。大型アームレスト、折りたたみ式サイドテーブルを装備。

 Gの3列目シートは左右独立式のキャプテンシートとなる。シートの両側に回転式のアームレストが備わる。

 3列目シートは、4列目への乗り降りがしやすいように、手動によるレバー調整式となっている。シート外側のスライドレバー、リクライニングレバーでシートポジションの調整を行う。

 4列目は6対4分割のチップアップシートとなる。左右独立でスライドできるほか、座面も独立して折りたためる。


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