「車検200万円」「すぐ壊れる」はウソ!  庶民でも狙える「フェラーリ」の本当の維持費と驚きの下取り価格 (2/2ページ)

長く乗り続けるならそれなりの出費は覚悟が必要だ

 国産のコンパクトカーであっても、下取りは年間50万円くらい下がる。それを考えれば、フェラーリは恐ろしいほど安上がりだ。こう書いても、「本当に故障はないのか!?」と疑う方もいるだろう。もちろん機械だから、故障する可能性はある。私の場合、27年間で修理に10万円以上かかった故障が4回起きた。

348tb
左ドラミラー交換 11万円
(ドアミラーを畳んでいたら内部のスプリングが折れ、それだけでミラー全交換に)
エンジン片バンク停止のため水温センサー交換など 10万円
オイルポンプ駆動チェーンテンショナー崩落 93万円

328GTS
ウォーターポンプ交換(水漏れ) 25万円

 348tbは最初に買ったフェラーリで、初期型だったためメカとしての熟成が進んでおらず、適度に故障が起きたが、その後は22年間・計12台のフェラーリに乗って、故障らしい故障は1回しか起きていない。(写真はイメージ)

 もちろん、20年、30年と長期保有すれば、多少の故障は降りかかってくるだろうが、それはアタリマエの話。「フェラーリは維持費が高い」というのは、バブル期以前のボッタクリ整備のイメージがいまだに消えていないためで(車検で200万円程度は普通だった)、現在はそれを理由に購入をためらう必要はまったくない。クルマ好きなら、人生の思い出に、3~4年限定のつもりで買ってみれば、もう思い残すことはなくなると保証する。


清水草一(永福ランプ) SHIMIZU SOUICHI

-

愛車
フェラーリ328 GTS/ランボルギーニ ・カウンタック アニバーサリー/BMW 320d(先代)/ダイハツ・ハイゼットトラックジャンボ(90年製)
趣味
原稿を書くこと
好きな有名人
斉藤由貴、菊池桃子

新着情報