自治体すら悩ますいきすぎた「自粛警察」! 絶対許せぬ「他県ナンバー狩り」の防御策とは (2/2ページ)

ナンバー変更は2000円前後でできる!

2)ドライブレコーダーと「ドラレコ搭載車両 表示ステッカー」

 上記のような嫌がらせ行為は、すべて違法行為なので、ドライブレコーダーとそれが作動中であることを知らせるステッカーを目立つところに貼っておくのも自衛手段になるはず。「県内在住者表示」と組み合わせて使えば、さらに被害に遭う確率は減らせるだろう。

 360度カメラで振動感知録画(Gセンサー/駐車中監視機能)なら言うことはないが、問題は犯行の瞬間を押さえることより、嫌がらせそのものを受けないこと。

 一層のこと「県外ナンバーのクルマに対する嫌がらせは犯罪です。すぐに通報します」とでも書いて、駐車時に窓に貼っておいてもいいかもしれない。

3)ナンバーを交換する

 最後の手段は、ナンバーを地元のものに交換する。長期間・短期間を問わず、ナンバーの登録地と現住所あるいは使用の本拠の位置が違う場合は、陸運支局で「変更登録」の手続きを行い、ご当地ナンバーに変更するオプションもある。

 住民票や新たな車庫証明が必要になるのが面倒だが、書類を自分で記入すれば費用は2000円前後で済む。平日に陸運支局に行くことができれば、その場で新しいナンバーを発行してもらえる。

 しかし、新型コロナという感染症の問題とはいえ、令和になっても“よそ者”への差別があるというのは恥ずべきこと。自粛はあくまで「自分から進んで、行いや態度を改めて、つつしむこと」であり、それを強要するのは筋違い。自粛警察のような輩が正義の暴走に走らない、寛容性のある社会を取り戻してほしい。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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