クルマのDIYの天敵! 落涙確実の「ネジ山潰れ」や「ボルトの頭落ち」が起こったときの対処法 (1/2ページ)

旧車だけでなく最近のクルマでも起こりうる

 簡単なものであればいまでも愛車に、DIYで用品を付けたり、メンテをする方もけっこういるのではないだろうか。自分でやることで愛着が湧くのでぜひできる範囲内でDIYにはトライしてほしいが、トラブルがつきものなのもまた事実。簡単なものであればクルマが動かなくなったりする可能性は低いものの、泣きそうになることもあるにはある。そのひとつがネジを舐めたり、頭が落ちてしまうこと。

 古いクルマだとけっこうな頻度で発生するが、素材的にしっかりとしていたり、腐食がない最近のクルマでも起こるときは起こる。また用品側にも問題があって、粗悪な中国製などはネジやボルト&ナットに強度がなく、発生の可能性も高まる。いずれにしても、原因としては力の入れすぎがほとんどで、心配になってギューギューと締め付けているうちに、ズルっといったりする。加減がわからないのはDIYならではだが、基本的には締めすぎていることが多いため、心配ならそこそこにしておいて、しばらくしてから増し締めなどの点検をしたほうがいい。

 もし発生してしまったらどうするべきか? ネジ山が崩れて、力がかからなくなる舐めについては、奥のほうにねじ山が残っていれば長いボルトにして、引っかかればめっけ物。ダメな場合はタップやダイスという、ネジ山を作る工具を使ってもう一度山を作るが、それでもダメな場合は雌ねじでひと回り大きな穴を開けて、スプリング状の「リコイル」というツールを入れて対応する。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
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