MAZDA3は外装も内装も美しい! おすすめのカスタムパーツも紹介 (1/2ページ)

世界基準の名称となりデザインやプラットフォームを一新した

 マツダの新型「MAZDA3」は2020年5月24日(日)に国内仕様が発売された。3代続いた日本名「アクセラ」を改め世界基準のネーミングであるMAZDA3となったこのモデルは、アクセラのフルモデルチェンジに留まらず、マツダ車全体のデザイン、プラットフォーム、パワートレインの世代交代を意味している。

MAZDA3は同クラスの国産車とは一線を画したモデル

 パワーユニットは4種類用意される。スカイアクティブG(ガソリン)の1.5リッターと2リッター、そして世界初の燃焼方式を採用し、マイルドハイブリッド機構をあわせ持つスカイアクティブX、1.8リッタークリーンディーゼルのスカイアクティブDだ。ミッションは6速AT、および6速MTを組み合わせる。

 エクステリアデザインは日本の伝統的な美意識である「引き算の美学」というキーワードのもと、キャラクターラインを極力排除し、湾曲したボディ面で構成され、面の変化によって質感を美しく表現している。このデザイン性は世界的にも評価され、2020年ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーの特別賞のひとつであるワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

 MAZDA3の大きな特徴は走行性能や乗り心地を向上させる新世代車両向上技術「スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー」を採用したことだろう。「運転姿勢を人間の歩行状態に近い状態に近づけ、長距離移動でも疲れにくく意のままに操れる挙動特性と運転環境を構築する」という考え方に基づき、ボディやシャーシだけでなく、タイヤやシート、運転席まわりなどを基本から徹底的に改善した。

セダンとファストバックで異なる外装デザインの方向性

 MAZDA3はアクセラ同様、セダンと5ドアハッチバックを用意するが、デザインの方向性は異なる。セダンは「凜とした伸びやかさ」をテーマとした4ドアに伝統的な水平基調の3ボックスフォルムを採用しつつ、サイドパネルの前後方向にキャラクターラインを通すことによって、ワンモーションの動きで描かれたセダンらしい伸びやかかつ優雅なフォルムを形成する。

 一方「スポーツ」の名称を改め、ファストバックとなった5ドアハッチバックは「色気のある塊」をテーマとして引き算の美学をより徹底しており、ボディサイドにキャラクターラインを設けることなく、立体的で滑らかな面を与えることで、ひとつの塊として躍動する力強いフォルムと繊細な光の移ろいを表現している。

 ボディサイズは全長4460mm(セダン4660mm)×全幅1795mm×全高1440mm(セダン1445mm)。ホイールベース2725mmとアクセラ時代と大きく変わらず、日本でも扱いやすいサイズに収まっている。

運転に集中しやすいドライバー中心のコクピット

 引き算の美学に基づいたシンプルかつ優雅な美しいデザインは、外観だけではなくインテリアにも用いられている。シートに座ったときのクルマとの一体感を重視し、操作しやすく、運転に集中しやすいようドライバーを中心としたコクピットとした。

 デザインの優雅さと各装備の機能を両立させつつ、質感を高めたインパネが特徴的だ。各部品の小型化や一体化で分割線を減らしつつ、グリルやHUDなどの位置を変更することで、インパネ上の視覚的なノイズを大幅に削減している。また、インパネ上に設置されるHUDはメーターフードや、BOSEサウンドシステムのセンタースピーカーは8.8インチワイドセンターディスプレイの背後に配置するなど工夫が凝らされている。

 さらにスイッチ類はほぼすべてを見直し、人間がもっとも快く感じる操作感で統一した。


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