「縁の下」から「ステージ上」へ! いまクルマの世界で突如「生産技術」が脚光を浴びるワケ (2/2ページ)

今では車両開発の段階から生産現場のスタッフも交えて議論する

 では、なぜ生産技術という言葉が最近はよく出てくるのか。それはやはりどんどんと複雑化し、レベルが上がるデザインに対応したり、新しい技術を搭載する際に重要だから。今までは開発陣やデザイナーが考えたものを、作れないかという一方通行で、最後にダメ出しされて修正ということもあった。

 それがひとつのチームとして生産技術者にも入ってもらうことで、最初から意見を反映させることが可能になる。たとえば「こうはできないけど、こうしてくれればできるよ」的なやり取りだ。また、以前はあまり触れることがなかったデザイナーや開発者の熱意を直接知ることができるので、「そこまで言うなら、どうすれば実現できるか考えてみる」ということにもなる。

 例えれば今までが川上から川下へと流れていたのが、最近のスタイルは池のようにすべてがひとつのところに集まってみんなでクルマ作り邁進しているイメージだ。実際、日本車はどんどんとデザインコンシャスになっていたり、装備や性能は充実しているが、こういった連携がうまく効果を発揮しているのは確実。もの作りの伸びしろというのはまだまだあると言っていい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

-

愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

新着情報