犬も人も長距離ドライブ後に元気ハツラツ! 「タイヤだけでこんなに変わるのか」を実体験した (2/2ページ)

新車時のような快適な乗り心地が再現された

 ADVAN dB V552を履いたゴルフ7ヴァリアントは、ズバリ、見違えるような走りをしてくれるようになった。走り出した瞬間にタイヤが1回転しただけでスムースな動きを体感。速度を上げていけば、まるで新車時に感動したような(2013-2014年日本カー・オブ・ザ・イヤーでゴルフ7に満点の10点を投じ、カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した)上質で快適な乗り心地が再現されたとともに、新車時以上!? にロードノイズが抑えられた静かな走行フィールを体験できたのである。

 およそ100キロを走行し、タイヤの皮むきを済ませた頃にタイヤガーデンで無料の空気圧点検、増し締めを行ってくれるのも、メーカー直営店ならではだが、タイヤの慣らしが終わった以降の高速走行では、以前にも増した、ビシリとした直進安定性の高さ、静粛性、乗り心地の良さに、ドライバーも乗員も、そして愛犬のジャックラッセルのララも大満足。長時間の運転、乗車での疲労度まで低減されたのである。おかげで、片道3時間ほどの軽井沢へのドライブ旅行でも、到着時、帰宅時ともにみんな元気ハツラツ。

 以前、カートップ本誌の「CT DOG」に自称自動車評論犬!? として登場していた、後席に陣取ったジャックラッセルのララも、静かで快適無比な乗り味にご満悦のようだ。うるさく乗り心地の荒いクルマに乗せると、落ち着かないまま起きているのだが、ADVAN dB V552でのドライブでは、すぐに寝息をたてているぐらい。これこそ、愛犬にもやさしいタイヤであることの証明だろう。

 プレミアムコンフォートタイヤと言っても、そこはADVAN。山道でも過敏すぎず、穏やかすぎることもない、絶妙にスムースかつリニアな操縦性を披露。山道苦手なカミサンが運転しても、安心してつづら折りの道を走ることができたほどだった。タイヤ剛性の高さによって、操舵に対する反応、クルマの動きに無駄がないため、安心感と人車一体感ある走りが可能になる、とも言える。ウエット性能は、運よく!? 秋晴れの日が続き、まだ試してはいないが、燃費性能と相反するウェット性能を高次元で両立、実現しているということだから、むしろ雨の日を楽しみにしている今日、この頃である。

 繰り返しになるが、タイヤはゴムという特性上、距離を走っていなくても、経年劣化は免れない。やはり、最低でも4~5年以内には、安全のためにも新タイヤに交換すべきである。それなりの出費は覚悟しなくてはならないが、今回のように、タイヤ交換によって新車のような乗り心地、そして最新性能の静粛性、燃費性能、そして操縦安定性などに感動できるなら、安いものではないだろうか。おかげで、ゴルフ8の日本上陸がそう遠くはないものの、まだまだゴルフ7ヴァリアント(2014年登録車で、2020年10月現在で走行2万キロ)に乗り続ける気持ちが強まってきたところだ。タイヤ交換によって1台のクルマをより長く乗り続けていたくなる、それもまたハッピーなことではないか。

ヨコハマADVAN dB V552
(https://www.y-yokohama.com/product/tire/advan_db_v552/)


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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