道路といえば「アスファルト」! だけどそもそも「どんなもの」? (2/2ページ)

アスファルト舗装はいまも進化を続けている

 また現在でもアスファルトによる道路舗装は進化していて、実感できるところでは、透水性舗装がある。雨が降っても水たまりにならず、路面が黒々としているのでわかりやすいが、特殊なアスファルトを使って荒く固めてあるのが特徴で、オコシのように空洞が多いため水が下に流れおちていく。

 メリットは水しぶきが減ることによる視界の確保や夜間での照明の乱反射防止、スリップの防止。騒音が路面に吸い込まれていくので、静音性に優れる。また下に水がいき渡るので、土壌を豊かにしたり、地下水の枯渇防止など。最近では照り返しの少なさからヒートアイランド現象の防止にも効果があるとされている。欠点としては、耐圧性に欠けることや、施工に手間がかかって、コストが高いことなどがあげられる。

 最近では夏の暑さで溶けることもなく、幹線道路ではわだちも減ってきているなど、一見すると同じようにみえるアスファルトも着実に進化しているのだ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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