この記事をまとめると
■クルマにまつわる単語の語源を知らない人は意外と多い
■馬車などが使われていた時代から受け継がれている単語も多い
■ラテン語やギリシャ語や英語などさまざまな単語がルーツになっている
クルマにまつわる単語の語源
クルマにまつわる用語は、ふだん何気なく使っていて馴染みがある単語ほど、意外とその由来を知らないものです。当たり前に使っていて、何ならクルマ好き以外の人と話しても通じるような基本的な単語も、いざその由来を尋ねられると、意外と答えられないことも珍しくないのではないでしょうか。
ここでは、そんな当たり前に使っている単語のなかから、「じつは由来を知らない単語」にフォーカスして、その成り立ちを解説していきたいと思います。
①:セダン
セダンとは、子どもから大人まで「クルマの絵を描いて」といわれたときにスラスラと描くであろう、いわゆる3ボックスタイプのクルマの形です。
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もともとは「腰掛ける」という意味のラテン語「sedeo」が語源のようで、現在の3ボックス形状に限定せず、椅子のある屋根付きの空間を備えた乗り物(たとえば当時の馬車など)を指す言葉だったようです。それがいつしか、乗り物の基本形を表す言葉として定着したのでしょう。
②:マフラー
クルマなど乗り物の排気管を指す「マフラー(muffler)」は、首に巻く防寒具と同じ発音・綴りであるため、混同されることもある単語です。
「マフラー」は、「包む・覆う」という意味の英単語「muffle」に、動作主名詞(動作を行う主体を表す名詞)をつくる接尾辞「er」をつけた言葉です。そのままでは首に巻く防寒具の意味になりますが、「覆う・包む」が転じて「音を覆い隠す」となり、消音の意味をもつようになったと考えられています。
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前述のように、マフラーというと排気管全体を指して用いられることもありますが、じつはその定義はちょっと曖昧です。言葉の意味合いからすると、消音の機能をもつ部分を指すのが正式なようです。ただ、消音器単体はサイレンサーと呼ばれることも多いため、サイレンサーを含む排気管の後半部分全体を「マフラー」と呼ぶのが一般的かと思われます。
③:オドメーター
オドメーター(odo-meter)は日本語で積算走行距離計と呼ばれ、その車両が完成してから現在までの累計走行距離を表示する計器のことです。後半の「メーター」は「測定」を意味する古代ギリシャ語の「metron」が語源とされており、皆さんご存じのとおり「計器」という意味です。
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一方の「オド」はあまり馴染みのない単語ですが、こちらも古代ギリシャ語で「道」や「通路」を意味する単語「ὁδός(hodós)」が語源となっています。※古代ギリシャ語での発音は「ホドス」ですが、現代ギリシャ語では「オドス」となります。
直訳するとトリップメーター(区間計)の意味合いのほうがしっくり来ますが、「これまでの道のり」的な解釈で積算距離を指す言葉になっているようです。