【試乗】SUBARUイチのおしゃれ番長XV! 雪道での「頼れる感」も圧倒的 (3/3ページ)

クロスオーバーSUVとして及第点のパッケージ

 パッケージングはこのデザインゆえにリヤのヘッドクリアランスが他のスバル車に比べ少なめながら、足もとのゆとりは十分。

 フロントシートからの乗降性は、私のドライビングポジションに合わせ着座位置を上げた状態で、ふくらはぎがサイドシルとギリギリつかない、もしくはちょっとふくらはぎがサイドシルに触れないように意識して足を前に出せば問題なく降車できます。

 リヤシートは正直なところサイドシルを意識した降車を心がけたほうがよいでしょう。これはXVがほかに比べて乗降性が特別劣るレベルではありません。カタチもサイズもパッケージングも万人に優しいモデルもすべてが完璧ではないという意味であえて、お伝えしたいと思いました。

 アイサイトは予防安全と運転支援の両面をサポートしてくれるスバルお馴染みのテクノロジーの総称。新型レヴォーグにはアイサイトXという次世代の技術を搭載するものも登場していますが、ちょっとしたウッカリやロングドライブまでサポートしてくれる現行モデルでも個人的にはとてもありがたかった。早朝にウインタースポーツやアウトドアを楽しみにいくときもお仕事も、疲れて帰る道中もふくめ、週末の渋滞を気にせずに出かけやすくなるのではないでしょうか。

 XVは都会の風景に溶け込みながら、自然の匂いがする個性的なモデル。サイズ感やスバル独自の走破性も武器に、都会と自然をクロスさせるようなクロスオーバーぶりが魅力。冬景色も似合うオシャレ番長ぶりを、走って、眺めて、再認識することができました。

  


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