「コークボトル」「クリスプカット」「コーダトロンガ」! 並のクルマ好きじゃわからないデザイン用語10つ (2/2ページ)

最新のスープラも伝統あるデザイン手法を採用

5)シックスライト

 ライトが6つあるわけではなく、サイドの窓が6つ、片側3つあるデザインを言う。前席、後席、そして後席後端の三角窓だ。セダンでの定番スタイルとされる。また前席にも三角窓があるとフォアライトと呼ぶ。

6)コークボトル

 サイドのラインが絶妙にうねっていて、コーラの瓶のようになっているデザインを言う。スズキの2代目フロンテに採用されて話題になった。またマツダのロードスターなども該当する。

7)スティングレイルック

 スティングレイとは海にいるエイのことで、縦方向は狭く、横長の睨みが効いたフロントまわりのデザインを言う。アメ車が好んだスタイルだが、日本車では3代目スズキ・フロンテが採用をアピールしていた。

8)ダブルバブル

 新型スープラで採用されて話題になった、定番的な手法だ。ルーフが平坦ではなく、両側、つまり運転席と助手席の上が膨らんでいるデザインを言う。もともとは小さなスポーツカーやヘルメットをかぶっても当たらないようにヘッドクリアランスを稼ぐのに使用された。一部だけ盛り上がっているのは、前面投影面積を減らす効果もある。ただ、最近は滑らかさを演出する手法として使われることが多い。スープラのほかには、プジョーのRCZやFD型のマツダRX-7、さらにはトヨタ2000GTなどで、往年のアバルトには車名にダブルバブルが付いているモデルもある。

9)ダックテール

 その名の通り、アヒルのお尻のようにテールが跳ね上がっているデザインを言う。エアロを付けてそうしているのではなく、パネル一体でキュッと跳ね上がっている状態であるのがポイントだ。採用しているのは新型スープラやロードスターなどけっこうあるが、日本車で一番印象的なのはギャランGTOだろう。

10)ウエッジシェイプ

 1990年代に流行ったスタイルで、横から見ると楔のように前から後ろにかけて厚みが増していくデザインを指す。ハイデッキとも呼ばれ、アルファロメオ155など欧州車がとくに流行し、日本でも話題になった。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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