「ミニバン」「コンパクト」「SUV」! 年度末セールで狙いたいジャンル別「お買い得」車種とグレード4選 (1/2ページ)

充実した機能や装備をもつ安価なモデルも!

1)ミニバン

日産セレナハイウェイスターV(307万1000円)

 年度末購入のカテゴリー別推奨車種として取り上げる条件は、ファミリーカーとして安全かつ便利に使えて、機能や装備の割に価格を抑えていることだ。

 ミニバンのベスト車は、セレナハイウェイスターVになる。標準ボディが5ナンバーサイズに収まるミドルサイズミニバンでは、車内がもっとも広い。多人数で快適に移動できて、3列目を畳むと、4名で乗車して自転車などの大きな荷物も積める。シートアレンジも豊富で、ミニバンの機能を幅広く向上させた。

 グレードはノーマルエンジン(スマートシンプルハイブリッド)を搭載したハイウェイスターVがベストだ。e-POWERハイウェイスターVも魅力だが、価格が高く358万2700円に達する。

 販売店によると「セレナにはオトクな在庫車もあり、残価設定ローンについては、購入後1年間は金利負担がゼロになるサービスを実施中」という。

2)コンパクトカー

ホンダ・フィット1.3ホーム(171万8200円)

 コンパクトカーには複数のタイプがあり、もっとも買い得なのは、全高を立体駐車場が利用しやすい1550mm以下に抑えた5ナンバー車だ。トヨタ・ヤリス、日産ノート、ホンダ・フィット、マツダMAZDA2(旧デミオ)、スズキ・スイフトなどが該当する。ライバル車同士の競争も激しく、価格も割安になった。

 このなかでファミリーカーとして使うことを考えると、フィットの推奨度が最も高い。居住空間が広く、とくに後席は、全高が1550mm以下のコンパクトカーでは一番快適だ。足もとの空間はミドルサイズセダンと同等に広い。

 燃料タンクを前席の下に搭載したから、荷室は底が深く大容量だ。後席を床面へ落とし込むように畳むと、ボックス状の広い空間に変更できる。後席の座面を持ち上げると、車内の中央に背の高い荷物も積める。

 さらに自転車を検知できる衝突被害軽減ブレーキなども採用して価格は割安だ。もっとも買い得なグレードは1.3リッターのノーマルエンジンを搭載するホームだが、e:HEVも価格上昇を34万9800円に抑えた。ハイブリッド車としては、ノーマルエンジンとの価格差が少ない。

 販売店では「決算期だから売れ筋のホームについては在庫車を仕入れており、値引きや下取り車の買取額も通常に比べて多い。残価設定ローンの金利は、フィットの場合、年率2.5%に下げている」という。


渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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