見た目だけで「買う価値」あり! 市販しているのが謎なほど「ド級」デザインのクルマ7選 (2/2ページ)

クルマとは思えない未来を先取りしたデザインを採用したモデルも

4)DS・DS3クロスバック&DS・DS7クロスバック

 輸入車では、多少、個人的な好みも入るのだが、比較的手に入りやすい価格帯では、フランス車のDS3クロスバック、およびDS7クロスバックである。DSといえばアバンギャルドなデザイン性でも一世を風靡した自動車メーカー(シトロエン)であり、エクステリアはことさら奇をてらったデザインではないものの、街で見かければ、ハッとさせるフランスの香り、見る者を魅了するデザイン性がある。

 が、ここで取り上げたのは、むしろインテリアの先進感にある。メーター、スイッチ類、シート、そして視界までもが未来感あふれる、まるで宇宙船のような世界観を味わえるのである。

5)テスラ全車
6)メルセデス・ベンツEQC

 価格は一気にハネ上がるものの、テスラのすべての車種、メルセデス・ベンツEQC(専用ウォールユニット型充電器のデザインも素晴らしい)といったピュアEVモデルも、さすがに先進感あるデザインに包まれ、とくにテスラのステアリングとペダル、タブレットのような画面が操作系のすべてとなる先進性は、まさにクルマの未来の先取りといっていい。

 エクステリアというより、車内に乗り込んだドライバー、パッセンジャーが感じる、クルマとは思えない超先進的なデザイン性の魅力にライバルはいない。

7)シボレー・コルベット

 最後に紹介する1台は、インパクト!! という点で、もしかするとフェラーリやポルシェ、ランボルギーニより上!? 目立つかもしれないリアルスポーツカーである。それは、エクステリアを含むデザインにグッとくるしかない、C8と呼ばれる8代目新型シボレー・コルベットだ。

 FRからMRにレイアウト変更したコルベットは、アメリカ人の憧れのスポーツカーであり続けているが、そのエクステリアデザインはこれまでのコルベットとは一線を画す、ミッドシップならではのスーパーカー臭200%。

 戦闘機のコクピットをイメージしたというデジタルコクピットのデザインも、乗り込んだ瞬間からアドレナリンを逆流させるのに十二分すぎる攻めの先進性がある。しかも、弩級スーパーカーそのもののインパクトの塊のデザイン、たたずまい、パフォーマンスは2000万円級!? ながら、実際には日本で1180万円から手に入るのだから、これまた衝撃、インパクト大である。

 しかも、リヤのラゲッジルームにはゴルフバッグが2セット入る実用性も持ち合わせているのだが、シボレー純正のゴルフバッグもまた、カッコ良すぎるデザインだったりするのだ!!


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

新着情報