いくらなんでも高すぎる! 発売まもないシビック・タイプRが販売価格の「3倍」の「1600万円」で落札された背景とは

いくらなんでも高すぎる! 発売まもないシビック・タイプRが販売価格の「3倍」の「1600万円」で落札された背景とは

日本では200台限定で販売された超貴重な限定モデル!

 先日、業者向けの自動車オークションで、ホンダ シビックタイプRが1600万円に迫る金額で落札されたというニュースが駆け巡った。

 このシビックタイプRは、昨年11月に台数限定で販売された「リミテッドエディション」というもので、一部の静音パーツを省き、専用の20インチBBS製鍛造ホイールを採用しバネ下重量を軽量化し、ハイグリップタイヤとなるミシュラン パイロットスポーツ Cup2を組み合わせたタイヤホイールと、アダプティブダンパーシステムとEPSが専用セッティングとなったというもので、専用のサンライトイエローIIのボディカラーが鮮やかな1台となっている。

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 このモデルは日本では200台限定、世界全体でも1000台という台数だけを考えれば非常に貴重なモデル。しかも販売される国と地域は日本のほかは、アメリカ、カナダ、欧州といった一部に限られている。

 とはいえ、当時の新車価格は550万円(税込)だったから、1600万円となるとおよそ3倍の金額となる。多くのヒストリーを抱えたクラシックモデルであればまだ分かるが、工場からデリバリーされたばかりのモデルということを考えれば、いくら限定車とはいえ、1600万円という価格は理解しがたいところでもある。

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 ではこの高額で落札されたシビックタイプRの行き先はどこになるのだろうか?

 まず真っ先に思いつくのが海外への輸出ということだろう。現在は日本専売のモデルがアメリカを中心に大人気となっており、スポーツモデルはもちろんのこと、日本国内では二束三文のような状態だったマイナーなモデルまでもが海を渡ってそれなりの価格で取引されているのである。

 しかし、アメリカでは自動車の輸入には厳しい制限がかけられており、生産から25年を経過したモデルが特例として登録が許されている状態であるから、現行型のシビックタイプRがアメリカに向かったとは考えにくい。

 そう考えると、シビックタイプRのリミテッドエディションが販売されておらず、かつ右ハンドルの登録が容易で、富裕層の多い地域、ということになるハズだ。

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 そのため、恐らくすでにリミテッドエディション指名のオーダーを受けていた業者が、狙い撃ちでこの個体を落札したと考えるのが自然だろう。そう考えるとこの個体はすでに日本国内には存在せず、海の向こうの彼の地で大切にされているのかもしれない。

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