【試乗】アルテオンに美しすぎるシューティングブレーク追加! 進化したパサートと2台一気乗り (2/2ページ)

見た目は美麗なワゴンだが走りは骨太スポーツ!

 アルテオン・シューティングブレークは2リッターTSI 4MOTION R-Line Advanceとこれも最上位グレード。流麗という単語はクーペにこそだが、シューティングブレークは弧を描くロングルーフにハッチゲートの流れが美しく、これはこれで流麗でお洒落なプレミアムスポーツワゴンである。

 スタートした瞬間からスポーティな事は、エンジンを含むクルマ全体が引き締まったシャープな動きからもわかる。

 まずはエンジンが存在を主張する。アクセルを踏み込むと272馬力/350N・mの2リッターTSIガソリンターボは、出足の一瞬は眠い。つまりはターボラグだが、直後に急激に盛り上がるまさにターボトルクで乗員はシートに押し付けられる。そのまま強い加速Gを維持しながら高回転まで伸びていく気持ち良さはスポーツユニットそのもので、まさにそこがディーゼルとの違い。

 シャシーはパサートと基本は同じだが、ホイールベースはアルテオンが2870mmと45mm長い。クルマ全体が長く見えるのは目の錯覚ではなく全長が4870mmと、パサート・バリアントの4785mmに対して85mmも長い。走行性能でもクルマ全体の姿勢変化が少なく、フラットな乗り味に感じられるのはこの効果もあるだろう。

 操縦性と安定性はパサートと同様、スポーツワゴンの手本である。245/35R20のピレリP ZEROのタイヤ特性も手伝って、ステア操作に対する動きは早くて正確に曲がる。高速の直進安定性の高さと乗り味に35偏平の硬さや轍の取られなど皆無。シャーシとサスペンション、タイヤすべてが高剛性でまとめられている。高速道への合流ランプのように、大きく回り込みながら加速するシーンでは4モーションがまさに4輪で接地して駆動する安定性は頼もしい限り。

 ドライブモードの変更でエンジン、エキゾースト、ミッション、ステアリング、サスペンションにライト類その他がエコ〜スポーツへ制御が変更できる。個人的にはエンジンマップはノーマルで十分だが、ステアリングはスポーツを選びアシスト量を減らしてズシリ手応え確かな仕様を好む。等々個別のセッテイングも楽しい。

 試乗中に試すことは”不可能”だったが、VW初のトラベルアシスト(同一車線内全車速運転支援システム)は、210km/h!! までの制御が叶うもの。いわゆるオートクルーズコントロールだが、従来のトラフィックアシスト(渋滞時追従支援)から進化して、設定した速度内で前走車との車間と走行レーンの維持をサポートする。興味として210km/hから渋滞の最後尾にどうやって付けるのか、減速Gや停止のし方などじつに興味深い。


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