いまどき流行の「ワンペダルドライブ」! 結構違う「トヨタ快適ペダル」「日産e-Pedal」「ホンダ・シングルペダル」の3つを比較した (1/2ページ)

いまどき流行の「ワンペダルドライブ」! 結構違う「トヨタ快適ペダル」「日産e-Pedal」「ホンダ・シングルペダル」の3つを比較した

トヨタは新型アクアに「快適ペダル」を採用

 今年大注目のエコカーの1台が、HV専用コンパクトカーの新型トヨタ・アクア。そのアクアに新搭載された機能のひとつがHVならではの新しい走行体験が可能になる「快適ペダル」。そう、アクセルペダルの操作だけで加速はもちろん、アクセルペダルを緩めることで回生が得られ、減速度を増大してくれる、いわゆるワンペダル機能であり、トヨタとしては初搭載となる。

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 もちろん、その機能の国産車の先駆者は日産ノート。先代日産ノートが、2016年のマイナーチェンジでシリーズ式ハイブリッドのe-POWERを搭載し、一気に人気が爆発したのは周知のとおり。エンジンは発電のみに使い、駆動はモーターという、電欠の心配がないモーター駆動車だった。そしてそのe-POWERと肩を並べて注目されたのが、e-POWER Driveというワンペダル。アクセル操作だけで加速から減速、停止、停止保持まで行え、もちろん、回生によって電費、燃費が向上する機能である。

 それを発展、進化させたのが、2018年に新型リーフに採用されたe-Pedal。先代ノートのワンペダルとどう違うのかと言えば、リーフはアクセルオフ時に、回生ブレーキだけでなく、通常の油圧ブレーキを併用している点。結果、減速度は先代ノートe-POWERの最大-0.15Gに対して最大-0.2Gに達し、より強い減速度が得られるようになっている。

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 ワンペダルのドライバーへの直接的メリットは、ブレーキ操作なしに減速度(ブレーキ効果)が得られ、ペダルの踏み替え頻度を減らし(70%ぐらい減るらしい)、右足の負担が軽減するだけではない。急ブレーキが必要な際、アクセルペダルからブレーキペダルを操作する間にも減速度が得られることで、減速のための空白時間がより短くなる安全性(衝突回避)でのメリットも見逃せないポイントだ。細かい点では、ブレーキパッドの減り低減もあるはずだ(経済的!?)。

 ただし、日産車で言えば、ECO/SPORT(SMART)モードで発揮される初期のワンペダル機能は、先代ノート、セレナe-POWERでもそうだったのだが、減速感に違和感があり、慣れないと走りにくかったものだ。具体的には、減速Gが強すぎて、ドライバーも乗員も前につんのめるような姿勢になりがち。実際、ボク自身も、かつての日産ワンペダル機能搭載車を試乗する際、あえてワンペダル機能が働かないNOMALモードにセットして走っていたことがある。自身でブレーキングしたほうが、遥かにスムースに減速でき、走れたのだ。

日産ノート(先代)の走り画像はこちら

 が、新型ノートe-POWERでは、そうしたワンペダル機能のネガティブさはほぼ解消され、新型ノートオーラに至っては、ワンペダル嫌いのボクでも、むしろ積極的に使いたいシーンも増えたほど。とくに、これまで気になりがちだった12km/h以下での止まり際のスムースさが向上し、ワンペダルの違和感はかなり低減されているのである。補足すれば、ドライブモードのデフォルトはECOモードだから、スイッチ操作なしにワンペダルとなり、日産としてはワンペダルを積極的に使ってください……とアピールしているように思う。

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