新車でも泥も車内飲食も気にならない! 子育て世代のイライラを減らす「車内汚れ」に強いクルマ5選 (2/2ページ)

アウトドア好きや子育て世代必見の収納力モンスターを紹介

3)ダイハツ・ウェイク

 3台目は、ハイルーフワゴン軽の中でもひときわ高いルーフを持つ、ダイハツ・ウェイク

 秘密基地のような雰囲気もあって、趣味の多い人に人気です。インパネには、一眼レフカメラが置けるようなトレイがあったり、整理整頓して使いやすい収納スペースが揃っているのですが、ラゲッジも同じように整理整頓しやすいのがウェイクの魅力。デッキボードを取り外すと、折り畳みテーブルのように脚が立てられて、2段階の棚のようにラゲッジが使えるのです。これなら荷物が散らかりやすい人でも、少しはスッキリと整理できそうですよね。

 もちろん、シートは撥水加工で、ラゲッジのフロアや後席を倒した時の背もたれの部分も防水加工になっており、濡れた荷物も気にせず積めて、汚れがつきにくいのも嬉しいところです。

4)スズキ・クロスビー

 4台目は、コンパクトSUVとして実用性も抜群のスズキ・クロスビー。デザインのテイストが似ていることから「デカハスラー」とも呼ばれているクロスビーですが、使い勝手もハスラーの優秀さを継承していると言えます。

 いちばんの特徴は、ラゲッジの床下が大きな収納スペースになっているんですが、汚れたものや濡れたものはポイポイとここに入れちゃって大丈夫。なぜなら、この収納スペースは取り外しができて、水で丸洗いしてもOKなんです。なので洗濯物をここに放り込んでおいて、そのまま取り外して家に持って帰り、洗濯機にホイッと入れたらそのままお風呂場で丸洗い。そうすればいつでもキレイな車内を保てそうですね。

 また、助手席の座面の下にも取り外しタイプの収納ボックスがあって、小さなものならここでも収納可能。子供の靴くらいなら入るので、人に見られたくないものを入れておく人も多いんだとか。もちろん、シートは撥水加工で、ラゲッジフロアは防汚タイプとなっています。

5)トヨタ・ヤリス

 5台目は、持ち歩く荷物が多い人や、車内のニオイが気になる人におすすめなトヨタ・ヤリス。ひとりで乗ることが多く、普段から持ち歩くバッグが大きかったり、何個もあるという人は、それを助手席に置くだけでも散らかった印象になりがちですよね。

 しかもブレーキの際に吹っ飛んでシート下に落ちてしまったりしたら、もう大変。でもヤリスなら、「買い物アシストシート」という装備があって、座面の先端に滑りどめの小さな柵のようなものがあり、それを引き上げておけば急ブレーキでバッグや買い物袋がずり落ちるのを防いでくれるのです。また、助手席シートアンダートレイもあるから、ゴチャゴチャしがちな小物もここにスッキリと収納可能。

 そして気になるニオイには、なんと除菌や除臭に効果がある微粒子が、従来の約10倍も放出されるという「ナノイーX」がトップグレードに標準装備されています。飲食の後のニオイも体臭も、タバコを吸う人にもありがたい機能です。

 ということで、各車ともまずは汚れの原因となるものをシートなどにつけない、染み込ませない、という工夫があり、面倒な掃除がサッとできたり、ついてしまったニオイまで除臭してくれたりと、さまざまなお助け機能がありました。もちろん、何もしなくても片付けてくれるクルマはまだ存在しませんので、キレイにするのは自分なんですが、手間がかからない工夫は嬉しいものですね。こうしたクルマたちと手を組んで、ぜひ汚部屋ならぬ汚車内を卒業しちゃいましょう。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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