バンってどんな車? ワゴンとの違いや人気車種など解説 (1/2ページ)

バンってどんな車? ワゴンとの違いや人気車種など解説

この記事をまとめると

■バンというクルマのジャンルについて解説する

■日本では荷物を運ぶ箱形の商用車を指すことが一般的

■ミニバンのバンとは語源が異なる

わかりそうでわからないバンの定義

 日本でバンといえば運搬業務とを主とする商用車のこと。箱型の貨物自動車をそう呼びます。

 形状が似ているステーションワゴンとバン、また軽ハイトワゴンと軽バンとの違いは人を乗せるスペースより荷物を積む空間を広く取っていること。また、荷物を積むことが目的のためシャシーやサスペンションが頑丈で耐久性も考慮されていることも違いといえるでしょう。

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荷物を積んだライトバン画像はこちら

 世界的にバンとは箱型の貨物自動車を意味しますが、ただアメリカではトレーラーなどもバンと呼ばれ、オーストラリアでは主に乗用のミニバンを指すなどやや曖昧なワードでもあります。

■バンとは? その定義について

・ナンバー

 乗用車が5ナンバーや3ナンバーであることに対して、商用車は1ナンバーや4ナンバーが割り当てられます。ナンバープレートの登録区分としては、1ナンバーが「普通貨物車」、4ナンバーは「小型貨物車・軽貨物車」となっており、多くの商用車が割り当てられる4ナンバーは長さ4.70m、幅1.70m、高さ2.00m、排気量2000cc以下。1ナンバーは長さが4.70m、幅1.70m、排気量2000ccを超えることが条件となるため軽自動車には割り当てられません。

商用車のナンバープレート画像はこちら

・車検

 1ナンバーや4ナンバー車は新車登録後、初回は2年後、その後は1年ごとと定められています。ビジネスシーンで長距離を走ることが多いため、安全性を考慮し車検が1年に1回と規定されました。

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・税金

 商用車は乗用車とくらべて自動車税が安く抑えられています。乗用車と違い最大積載量によって自動車税が決まりますが、1t以下なら8000円、1t超2t以下11500円、軽自動車(自家用)なら5000円とリーズナブルなことが特徴です。

・商用車の規定

 商用車は乗用車とちがい荷室フロア面積が1㎡(軽商用車は0.6㎡以上)、後席使用時は後席スペースより荷室面積が大きいこと、さらに(後席)定員重量より荷室に積載できる重量のほうが大きいこと、などが規定で求められます。

商用車の荷室画像はこちら

■バンの種類について

・軽バン

 軽バンとはワンボックスタイプの軽自動車を指します。スズキ・エブリイ、ダイハツ・ハイゼットカーゴ、ホンダ・N-VANがそれにあたり最大積載量は350kgです。

N-VANのフロントスタイリング画像はこちら

・ライトバン

 ライトバンは屋根がある小型貨物車両全般を意味し、ワンボックスタイプから2ボックス、ハッチバックなど登録車の商用車について指します。

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・ミニバン

 バンと聞いてまず思い浮かべるのはミニバンではないでしょうか。でもあきらかに商用車ではありませんよね。

「商用車ではないのになぜミニバンなんだろう?」と疑問を感じてしまいますが、ミニバンの”バン”とはアメリカでキャンピングトレーラーを指す「キャラバン(CARAVAN)」を短縮したもの。全長5m以上のフルサイズ(キャラ)バンに対して、ひと回り以上コンパクトに仕立てた車両が1980年代に登場し普及していったことで「フルサイズバンより小さい(ミニ)バン」という新たなセグメントが誕生したわけです。

ミニバンのアルファードのフロントスタイリング画像はこちら

 ただし、商用車の「VAN」もそもそもは屋根付き貨物車を意味していた「CARAVAN」が語源。これは「バン=商用車」と認識されている日本とは違い、アメリカでは「バン=箱型の車両」と商用、乗用問わずに区分されていることが要因です。

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