いま乗っているクルマに後付けで「踏み間違い事故」が予防できる! 高齢者も初心者もデータシステムの「アクセル見守り隊 SAG297」に注目必至 (2/2ページ)

事故率大幅減! 急発進抑制以外にも音と光で踏み間違えをお知らせ

 今回紹介したいのが、自動車関連のAV機器やドライブレコーダーを展開する老舗、「データシステム」が販売する「アクセル見守り隊 SAG297」(オートバックス専売モデル「ペダルの見張り番Ⅱ」と同等品)という商品だ。

 このアイテムは、ブレーキを踏む勢いで誤ってアクセルを踏んでしまっても、クルマが「急加速」しないという、誤発進を制御する装置となっており、今乗っているクルマに装着するだけで使えるという、非常に簡単な仕組み。

 先述した「踏み間違い」事故だが、ほとんどはブレーキを踏もうとした際にアクセルを踏んでしまうことで発生している。それはどういった状況下で起こるかというと、「クルマを駐車するとき」や「信号で停止するとき」がもっとも多く、つまり「クルマが低速で動いている」状況となる。

 年齢とともに認知能力が低下してくると、本人はブレーキを踏んだつもりでも、隣にあるアクセルを踏んでしまうのだ。もちろん、若いドライバーのうっかりミスでも起こらないわけではないが、若いとすぐに「踏み間違い」を認知してブレーキを踏めるので、あまり大きな事故には繋がらないケースが多い。

 この「アクセル見守り隊 SAG297」という商品は、「踏み間違い事故」がもっとも多く発生する、「停車時から発進させるとき、あるいは低速で動いているとき」に大きな効果を発揮する。

「10km/h以下での前進・後退」しているときに踏み間違えた際、クルマが急加速しないようにスロットルを制御するという仕組みだ(クリープ現象は発生する)。なので、街中などを法定速度前後で走っているときには作動しないため、日常使いで「加速しない」といった不便がないのも嬉しいポイント。

 なお、坂道などで勢いのある発進が必要な場合は、一時的にシステムをオフにできる機能も装備している。オフ機能を作動させても、もう一度アクセルを踏み込めば、自動でシステムが復帰するのも安心だ。

 低速で動いている際に、急な踏み込みをしてしまった場合はブザーとユニットでお知らせしてくれる機能も備えるので、視覚や聴覚にもしっかり訴えてくる機能も安心に繋がるだろう。

 感度レベルは「1〜5」まで選択でき、数字が低いほうが装置が作動しやすい設定となっており、最初は「1」の設定だ。これはユーザーの任意に設定できる。1台のクルマを家族全員で使う場合は、それぞれの設定で使い分けることで対応できる仕組みだ。ちなみに”完全にOFF”にはできない。

「アクセル見守り隊 SAG297」は、認証店のみでの施工となるが、全国展開する大手量販店「オートバックス」などでも作業可能なので、認証店を探して右往左往することはまずない。店舗の混雑状況にもよるが、数時間で装着と使い方のレクチャーが受けられるので、日帰りで作業が可能なのが大きな魅力だ。なお、オートバックス専用の「ペダルの見張り番II AWD-01」という同様のシステムを備えた商品も展開されている。

 クルマとの接続は、「車種別専用ハーネス(4400円/税込)」を介して行うほか、ブレーキとアクセルを同時に踏んだ際に、ブレーキが効くように制御をできる「ブレーキハーネス(3300円/税込)」も別途取り扱っているので、不安なユーザーなどには是非同時装着をオススメしたい。ハーネスなので、表側からは一切見えないため、スッキリと装着できるのも魅力のひとつ。なお、一時停止してからの発進する交差点などでは、ウインカーに連動したキャンセル機能を持ったハーネスも販売されている(4400円/税込)。

 装着できるクルマは「電子制御スロットル」装着車のみとなるので、一部車種には取り付けできないのでその点は店頭などで確認する必要がある。なお、DIYでの取り付けも不可だ。

 最後にもうひとつ。この「アクセル見守り隊 SAG297」、国土交通省の認定装置となっているほか、もちろん車検にも対応。そして何より魅力なのが「サポカー補助金」の対象となっているところだ。

 このキットはすべて揃えると総額でおおよそ4万円代。ただ、先述の通り東京都や愛知県など一部の自治体ではサポカー補助金が受けられる。自治体により期間や金額が異なるので、ユーザー側の費用負担額はさまざまだが、安心安全な装置が、補助金によって少しでも安価に手に入るともなれば利用しない手はない。

「アクセル見守り隊 SAG297」をつけていたら防げるような事故を、踏み間違いにより万が一起こしてしまったら、取り返しのつかないことになってしまうのは、過去の事例から見ても想像できるだろう。

 クルマが欠かせない高齢者ドライバーを守るためにも、この冬に是非オススメしたい。

 データシステム
https://www.datasystem.co.jp/


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