自称業界通の同伴! 女性担当者に嫉妬! SNS情報の提示! 新車ディーラーマンが本音で語る「苦手な客」 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■新車ディーラーのセールスマンにも苦手だと感じる客が存在する

■詳細不明のSNS上の情報を突きつけられるなど現代ならではのケースも

■なかには知り合いだからと割引きをせがんでくる人もいるようだ

詳細不明のSNS上の情報を突きつけられるケースも

 新車販売のプロであるのがディーラーのセールスマン。プロとしてのプライドもあり、お客のえり好みはできないが、「苦手だなあ」とするお客はいるようだ。

 まずはクルマを単なる日常生活のなかでの移動手段の“道具”として割り切って日々乗っているようなお客。クルマに対し愛着や趣味性などは何も感じず、メーカーや車種なども気にしないと言った人がここのところは目立ってきているようだ。このようなケースでは、購入したクルマを10年以上乗り続け、致命的な故障で多大な修理費がかかるとか、ついに動かなくなったといった理由で新車購入のためショールームを訪れることが多いと聞く。

「気に入った新車があるなど、積極的な理由での乗り換えではないですし、そもそもメーカーや車種にも興味のないお客様もいらっしゃいます」とは現場のセールスマン。「ここにはどんなクルマがあるのですか」といってショールームを訪れるそうだ。

「そうなると、取り扱い車種を説明し、どんなタイプが希望なのかお聞きしますが、『わからない』と返答されることもあります。そこで、日常生活でどのように使われているのかをお聞きしてから、こちらから車種のご提案をさせていただきます。そして、そこから具体的な値引き交渉などに入りますので、その後ご契約をいただいたとしても、トータルで4時間ほどかかることもあります」とは前出セールスマン。とにかく時間がかかるのが堪えるようだ。

 商談の合間に、「SNSによると」などと頻繁に口にするお客も警戒されるようだ。「SNSでの“新車購入体験記”のようなものを参考にされると、『この人は50万円値引きしてもらったと書いている』などと言われるそうです。そもそも、その50万円引きの内容がわかりません(単純に車両本体価格からだけなのか、下取り車の高取りを含めた値引き総額なのか)。さらにSNSの情報を重視しているということは、本人もSNSで商談の様子を情報発信している可能性があるので、そうなると警戒して値引き条件も控えめにすることもあるようです。つまり、積極的に受注はとりにいかないと判断することもあるようです」とは事情通。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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