カタログ記載の航続距離も出せないことはない! オーナーが語るEV電費のリアル (2/2ページ)

WLTCモード燃費は現実的な数値

 続いて航続距離であるが、リーフの40kWhバッテリー搭載車のカタログ上の航続距離は、JC08モードで400km、WLTCモードで322kmとなっているが、正直なところ「400kmはムリ!」というのが率直な印象。

 一方、WLTCモードの322kmについてはかなり現実的な数値となっており、かなり気を使って走行すれば実現できるかも……といったイメージだ。実際のところはとくに気を遣わずエアコンも普通に使用して、満充電で250km前後は走れる感覚なので、WLTCモードの8割~9割程度の数値はコンスタントに記録できるといったところだろう。

 この辺りは各自の乗り方や走行するシチュエーション、車両の状態によっても異なるのは内燃機関を搭載した車両でも同様であるが(なんなら筆者のリーフは無駄に18インチにインチアップしている)、WLTCモードであればかなり現実的な数値になっていると言える。

 なお、以前ホンダeにもしばらく乗る機会があったが、こちらでは160kmほど走行して8.7km/kWhという電費をマーク。ホンダeのバッテリー容量は35.5kWhだから、このペースなら308.8km走れる計算となり、カタログのWLTCモード289kmを上まわる計算となる。

 このように車種によってはカタログ値を超える航続距離をマークする場合もあるため、カタログの航続距離はかなり現実的な数値となっていると言っていいのではないだろうか。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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